人はたたかう (家族で楽しむ「まんが発見! 」4)
人はたたかう (家族で楽しむ「まんが発見! 」4) / 感想・レビュー
keroppi
松田哲夫編によるマンガ集。テーマは「たたかい」。色んなタイプのマンガが集められていて、心の「たたかい」に視点が置かれているようだ。奇しくも、今、ちくま文庫から刊行されている「現代マンガ選集」も「たたかい」。どちらにも収録されていたのが平田弘史「太刀持右馬之助」。但し、ちくまの方は1963年、この本のは1977年。作者は、よほどこのストーリーに思い入れがあったのだろう。絵の熟練度、迫力は1977年版の方がある。この作品を描くにあたって、平田弘史にも「たたかい」があったのかもしれない。#NetGalleyJP
2020/09/28
モリー
まんがはあまり読まない私ですが、松田哲夫さんが編集したならば読んでみようと思い、手に取りました。松田さんセレクトは一読の価値有りと私は思います。
2022/03/22
たまきら
冒頭のお話が切なくってとても素敵でした。三原ミツカズの「たましいのふたご」とはえらい違いだ~。「戦い」の切り取り方が面白かった。編集をする人の視線が楽しいな。
2021/07/20
りらこ
たたかう?一体何と?何のために?たたかいには勝ち負けがあるのか? 人はよく「負けるもんか」と頑張る原動力にする。それを聞くと私は、何とたたかっているのだろうこの人は?と考えてしまう。その問いに、さまざまなベクトルから答えてくれているのがこの本だ。あらゆるたたかいが描かれている。 しかし本の中でたたかう人たちに共感したり引き込まれたりしながらもそれでも自分がそのたたかいの渦中にいるわけではないひんやりとした感覚もどこかにあり、安全圏から眺めている自分に気づいてドキリとする。
2020/09/18
剛腕伝説
松田哲夫編集、闘う人々のアンソロジー。肉体的な闘いだけではなく、新しく来た母親との距離を縮めようとする少年、卒業試験に鉄のオブジェを作成する美大生、戦争で死んでいった男達etc.の闘いの物語。
2021/05/25
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