きくち駄菓子屋
きくち駄菓子屋 / 感想・レビュー
☆よいこ
児童書。緊張しいで人と話すことが苦手な浩介(こうすけ)は、転校先でも友達を作れない。たまたま飛び込んだ駄菓子屋の居心地が良くて、毎日通うようになった。駄菓子屋のじいちゃんはだまって浩介を受け入れてくれる。ある日じいちゃんが入院し、ゆきねえちゃんが来た。じいちゃんが浩介のために駄菓子屋を開けていてくれていたことを知る。▽不覚にもうるっときてしまった。
2019/05/07
ぶんこ
内気な転校生浩介10歳は同級生と打ち解けず一人ぼっち。家ではおばあちゃんが心配し過ぎて過干渉。逃げ出した先で見つけたのが駄菓子屋さん。そこでぶっきらぼうなおじいちゃんと出会う。おっかなそうなのに、なんだかあったかい。家にも学校にも居場所がなかった浩介にも自分をさらけ出せる居場所となりました。子どもにとっての居場所がある事の大切さを教えてくれる本。子どもの居場所になれる大人になれていたかなと自分を振り返ってみたら、ある一人の少女を思い出しました。今では立派なお母さん。
2018/04/05
chiaki
引っ込み思案で、新しい学校にも友だちにも馴染めずに孤立感を味わう浩介。だが、きくち駄菓子屋の「じろっ」とニラみをきかせるぶっきらぼうじいちゃんやゆきねえちゃんとのたわいないやりとりが、次第に浩介の心を解きほぐしていく。ありのままの自分を受け入れてくれる…子どもにとって拠り所となるようなそんな居場所があること、大人がいることが、どれほどの救いになるか痛感させられた。思いがけないラストは、切なくも温かい。
2019/06/02
頼ちゃん
私も子どもの居場所になれる大人になりたい。
2018/05/10
杏子
駄菓子屋というから、某駄菓子屋のようなものかと思いきや違った!ごくまっとうな児童向け読み物だった。よくある話だろうけど、真っ直ぐに飛び込んでくる感じ。転校生で最初はクラスのみんなに溶け込めなかった少年が、駄菓子屋のじいちゃんに救われて、段々友達の中に溶け込んでいくまで。
2018/04/03
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