さがす
さがす / 感想・レビュー
モリー
長倉さんが、探し求めていたのはなんでしょうか。自分の幸せを見つけて生きる、人々の笑顔でしょう。以下、共感した部分をメモ。「人は、生まれた土地を出たことがなくても、自分の周りで楽しいことを見つけ、新しい発見をすることができる。小さな変化を見つけたときの、驚き。ずっと変わらないものがあることに気づいたときの、喜び。それを感じるのも、「幸せ」のひとつ。もっともっとと、沢山のものを求める生き方もあるけれど、ささやかな幸せを、心と体いっぱいに、満たすことができる。」(ひらがなを、漢字変換して引用。)
2020/10/04
とよぽん
エルサルバドルの難民キャンプにいた少女ヘスース・・・1歳の頃からずっと撮り続けてきた彼女の、今はたくましい母となった姿。彼女のことを書いた長倉さんの文章が、中学校の国語の教科書に載っていたのを思い出した。幸せを自分の力でつかんだヘスースの笑顔が素敵だった。長倉さん自身がさがしていたものは、「自分の手の中にある」と、最後のページに。
2020/08/11
けんとまん1007
ささやかであっても、こころ豊かな暮らし。何のために生きるのか。その目的があれば、人は強くなれる。そんな時代が遠くなったこの国のありようを考えると、何が幸せなのかを考えてしまう。
2020/07/19
ちえ
最近知った写真家の長倉さんの子供向けの本を見つけて借りてきました。長倉さんが探してきてもの、みつけたもの。世界中の写真と共に長倉さん自身のことも伝わってきてとても良かった。
2020/06/28
ヒラP@ehon.gohon
この本は、写真家長倉洋海の著作としては素晴らしいけれど、写真絵本としては失敗作品です。 何故なら、最初のページから、文章と写真は微妙に遊離してしまい、後は長倉さんの生きてきた道を追うように、文章だけが心に刺さってきたからです。 この絵本の主体は長倉さん自身です。 そして最後の一文で、長倉さんは自分の生き方を見つけたものとして、締めくくったのです。
2020/07/28
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