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村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)

村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)

村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996)

作家
加藤典洋
出版社
荒地出版社
発売日
1996-09-01
ISBN
9784752100973
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村上春樹イエローページ―作品別(1979~1996) / 感想・レビュー

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conyTM3

よく解らないけどなんとなく面白くてついつい読んじゃう村上春樹。 その「なんとなく」がどこから来るのかを解説してくれる本書。 かと言ってわたしのような凡人にはおおよそ理解出来る内容ではないけれど、村上作品は単なる小説ではなく“文学”であると再認識させられる。 既読の本もまた読み返してみたくなりました。

2023/01/12

mstr_kk

高校生の頃に読み、村上春樹の読み方だけでなく、小説の分析の仕方まで圧倒的な影響を受けた本です。が、いま読み直すと、物足りないというか、細かくやっているけど主張が弱い気がしました。好みの問題でしょうが、デリケートな主題であってもくっきり力強く扱う批評が好きなので、この本はちょっと腰が引けてるというか、記述を曖昧にして踏み込みを浅くしている感じがします。何より、村上春樹が結局何をやっていたのか、よくわからない。とても参考にはなる本ですが、今後通読はしないかな……。

2015/07/17

yk

この本すげーなー。本当に細かく読み解いていってくれる。読んでたら読み返したくなって仕方ない!この人の村上春樹を読み解く授業とか楽しそー!解釈にはいろいろあるだろうし感じ方はそれぞれなので、同意するとこもあり、違ったなーというとこもあり、僕はそんなちゃんと読めてないから新しく知れたことがたくさんあってよかったです。

2015/01/09

酩酊石打刑

実に楽しい内容だった。文学研究のなんたるか、ダイナミズム、おもしろさを十二分に伝えてくれた。犯罪者のアリバイを崩すのでもないし、それによって現実的に何かが証明されるのでない事柄を、血眼になって探り回る。かといって、正解のあるようなことでもないし、それが判明したからといって、死刑が無期懲役になったり、無実放免といったことにもならない。たとえば、『ノルウェイの森』でワタナベトオルが作中で行う傷心の旅行は2回ではなく、1回だったと解明していくのだが、現実的にはだからどうしたといった類いの問題だ。(コメントへ)

2014/02/28

OMO

面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×

2024/06/27

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