非対称化する世界ー『<帝国>』の射程ー
非対称化する世界ー『<帝国>』の射程ー / 感想・レビュー
Mealla0v0
本書の狙いは、ネグリ&ハート『〈帝国〉』と、9・11以後の世界を照らし合わせること。様々な論者の議論が面白いのだが、なかでも注目すべき論は、酒井直樹の「共犯性としてのスーパー国家」だろう。ここで酒井は、イラク占領と日本占領の比較を行う。日本の占領が日本固有の特殊性だとは見做さず、むしろアメリカの世界政策の鋳型を見出すのである。▼他の論者は基本的にはネグリを解説/援用する形で立論している。いずれにせよ、一読の価値あり。
2017/01/08
hsm
西谷論文のみ読了。
2009/11/12
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