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〈テロル〉との戦争 9・11以後の世界

〈テロル〉との戦争 9・11以後の世界

〈テロル〉との戦争 9・11以後の世界

作家
西谷修
出版社
以文社
発売日
2006-09-29
ISBN
9784753102495
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〈テロル〉との戦争 9・11以後の世界 / 感想・レビュー

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ケンタ

テロ=悪という単純な考えではないということですね。 なぜテロは起こるのかを考えさせる本でした。 自分たちに都合の良い利益ばかりを追えば世界中にテロは蔓延するような気がします。

2015/09/07

ふくさん

9.11後の世界をまとめた8年前の論考。西谷さんの福島後の著書に感銘を受け繙きました。改めて著者の慧眼に感服いたしました。アフガン~イラク~「してはいけない」~「できる」~「すべき」ものに変わった戦争。テロとの戦いの大義名分を掲げ蹂躙される国土と弱者。自国の安全の下、正当化される戦闘行為。他国の民衆を一切顧みない姿勢が憎悪の連鎖を生み繰り返される報復。今年、米国の下請けを積極的に加担する準備に政権は着手した。

2014/08/17

Mealla0v0

9・11以後の「テロとの戦争」が、如何に世界を変えたのか。非対称な戦争、殲滅すべき敵、終わりなき戦争、恒常化する例外状態……。こうした議論は他の本でも見られた。▼本書において興味深いのは、アメリカ論とネオリベと戦争の関係の議論だ。前者は、アメリカに「外部」がなく、新しい「イスラエル」であったという指摘に瞠目。後者は、冷戦後のグローバル秩序=「市場」が機能するように、治安が求められるという指摘。これもまた瞠目すべきもの。▼10年も前の本なのに、とてもアクチュアルであることに驚きを禁じ得ない。

2017/01/03

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