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聖なるものの刻印 科学的合理性はなぜ盲目か

聖なるものの刻印 科学的合理性はなぜ盲目か

聖なるものの刻印 科学的合理性はなぜ盲目か

作家
ジャン=ピエール・デュピュイ
西谷修
森元 庸介
渡名喜庸哲
出版社
以文社
発売日
2014-01-21
ISBN
9784753103188
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聖なるものの刻印 科学的合理性はなぜ盲目か / 感想・レビュー

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Amano Ryota

自分には理解できないけれども、自分がその事柄を理解しなければならないということが分かる本がある、という話を聞いたことがありますが、デュピュイの著作はその類の本だと思います。特に経済・政治に関する考察の章は、ほとんど理解出来なかったけれど、他の章でデュピュイの思考の由来が分かったことで、今後の選書が頗る捗るだけでも読んだ甲斐があったと思います。進歩主義者が、科学の進歩によって引き起こされている危機的状況を、同じ科学によって克服しようとしているマッチポンプに陥っているという指摘は、目から鱗でした。

2014/02/27

なさぎ

『ありえないことが現実になるとき』から続けて。宗教的なものを扱うという点で一見こちらの方が難しそうだが、「ヒロシマ」について何度も言及していることなど、思ったよりも身近な気持ちで読めた。この本でデュピュイがボルヘスに影響を受けていると知ったのだが、デュピュイの「投企の時間」とテッド・チャンの『あなたの人生の物語』の類似性について、交絡因子としてのボルヘスの存在があるのでは、と思い当たった。ボルヘスは未読なので、早く真相を確かめたい。

2023/08/23

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