メディア・表象・イデオロギー: 明治三十年代の文化研究
メディア・表象・イデオロギー: 明治三十年代の文化研究 / 感想・レビュー
gorgeanalogue
「……われわれが試みようとしているのは、文化の背景や周辺の研究ではない。……事実を〈事実〉として成り立たせている言説の秩序、〈事実〉たらしめている政治性を論じようというのである」(高橋修「あとがき」)。少女小説、言文一致、作文教育など、取り上げられるテーマも興味深いものだが、今となっては現代思想の用語で粉飾したつまらない論文も散見。中山昭彦「文と声の抗争」が面白かった。
2018/02/09
あなた
文学研究に一陣の突風をまきおこしたリベラル文学研究集団による挑発。それにしてもオールスターだよね。高橋修っていうコーディネーターがえらいと思う。
2009/07/06
感想・レビューをもっと見る