立原道造詩集 (小沢クラシックス 世界の詩 日本詩人選 20)
立原道造詩集 (小沢クラシックス 世界の詩 日本詩人選 20) / 感想・レビュー
KAZOO
お気に入りさんかどこかの本で読んだのだと思うのですが三大詩人ということで、恥ずかしいことに最初は立原正秋と間違えてしまい、お気に入りさんに教えてもらい、古本屋などで3冊を購入し読んでみようと思いました。彼は26歳で夭折した若い詩人なのですね。しかしながら書いてある詩は、当時のことが多いのでしょうがレトロ感がかなりあって抒情詩としては私には落ち着いて読めるようで比較的合うような感じがしました。読んでいてどこかに既読感がありましたが、中公版日本の詩にも収められていたのですね。
2017/11/23
nanako
立原道造さんはとても繊細で感じやすくて、感傷的になりやすい人みたいです。詩の意味は分からないものがほとんどだけれど、表現の仕方がすごくファンタジックで、言葉にキラキラのラメをいっぱい振りかけたみたい!誰でも一度は鳥になって飛んでみたいと思うことがあるかもしれない。でも立原道造さんは、光、鳥、空、花などに現実ではありえない表現や考えを持たせて、しかも立原道造さんの中ではそれが全部本物として存在していて、それに慰められている。…のではないかなと私は思いました!詩の意味を深読みしないでパラパラ読むほうが好きな本
2012/11/11
なかりょう
風と草原、抒情的に紡ぎ出された言葉を味わう事ができました。純粋過ぎるようにも感じましたが、解説と年譜(先に目を通した方が良いかも)を読んで、その奥に秘められたものを理解出来た気がします。
2022/05/26
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