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政治から記号まで: 思想の発生現場から

政治から記号まで: 思想の発生現場から

政治から記号まで: 思想の発生現場から

作家
フェリックス・ガタリ
出版社
インパクト出版会
発売日
2000-05-01
ISBN
9784755400988
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政治から記号まで: 思想の発生現場から / 感想・レビュー

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「資本主義というのは、単に賃金制度を通して経済的価値や剰余価値を引き出す方式ではありません。資本主義は本質的にあるタイプの社会的分割や社会的差別を強化するために権力を引き出そうとするシステムなのです。賃金制度という経済的手段は資本主義の介入手段のひとつにすぎず、これ以外に、性差別、人種差別、年齢差別、知識や教養を所有している人とそうでない人との差別といったものを作動させる別の要素がたくさんあるのです」(15-16ページ)

2017/04/05

yc

ドゥルーズが「反時代的」なものから「同時代的」なものになろうとしている。ドゥルーズが消費し尽くされ、みんな飽き始めているのだ。こうしたことはガタリが読まれていないことにも一因がある。彼のラディカリズムはドゥルーズに影響を与える一方で、そこからはみ出ていく複数の線を持ち、彼の文章や言葉の中に孕まれている。本書に書かれているようにガタリの思考=観念はネグリとは似ているが異にするものである。我々はまだまだガタリを知らなすぎるのではないか。

2016/11/27

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