俗臭: 織田作之助初出作品集 (インパクト選書 4)
俗臭: 織田作之助初出作品集 (インパクト選書 4) / 感想・レビュー
桜もち 太郎
コンピュータで言うとバージョンアップ前の作品集。ほとんどの作品は雑誌初稿を底本として収録されています。大阪の市井事を書かせたら凌駕する人はいないと思います。「雨」は後の「青春の逆説」になります。この作品、とらえ方がずいぶん違いました。雨は母親の女としての生き方、青春は息子豹一の青春譚です。よかったのは「わが町」です。祖父の頑固さと孫娘君江の素直さがいじらしく清々しい物でした。→
2015/10/25
ナツ
オダサクの初期の作品。当時の大阪の庶民の暮らしぶりや苦労がひしひしと伝わってくる。
2018/01/23
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