ビル・ゲイツ未来を語る
ビル・ゲイツ未来を語る / 感想・レビュー
Nobu A
知らない人は皆無、いやもしかするとデジタル・ネイティブの中にはいるかも。マイクロソフト創始者のビル・ゲイツ著書初読。95年刊行。読了本に言及があり購入。でも、集中出来なかった。理由は構成の不備とテーマの「高速ハイウェイ」。大勢の人が執筆に関わり、著者が代表(編者)として読者目線になっていない。本文の翻訳は読み難くはないが、大事なタイトルはいただけない。俺だったら「目の前に広がる世界」にする。意訳も良いが飛躍し過ぎ。現在のことを多く予言し興味深い点もあるが、如何せん既に終えたこと。残念ながら流し読み読了。
2024/03/05
冬月
『アントワーヌ・ド・サンテグジュペリは、人がどんなふうにして機関車その他の技術に親しみを覚えるようになったかを雄弁に語った。もしサンテグジュペリが生きていたら、きっと情報ハイウェイを拍手で迎えただろう。そして、それに抵抗を感じる人をうしろ向きだと批判したのではないだろうか。50年前に彼はこう書いている。「手紙を運ぶ、人の声を運ぶ、ちらちらする写真を運ぶ―ほかの世紀と同様、この世紀においてもなお、われわれの成し遂げた最高の業績は、ただ人間を結び合わせることだけを目的としている。」』
2013/05/29
beirain
1997年に書かれた本だけどグーグルのパーソナライズド検索やスマホの出現やアマゾンやネットフリックスのような企業の台頭を割と的確に預言していてただびっくり。 ゲイツ自身、自分はソフト屋だから手広く商売するつもりは無いようなこと言われてだけど、彼がもしイーロン・マスクみたいなガツガツした人間だったら今頃とんでもない帝国を築いていたんじゃなかろうか。 まあ、今でも十分帝国だけど。 今現在、彼がどんな未来感を持ってるか知りたい。
2021/01/29
コホーー
内容がいかんせん古く、予想がどれだけ実現しているか?という視点で読みがちになっていまうところが残念です。スマホやタブレット、Googleのような検索エンジンなど、ゲイツが予想する未来が現実のものとなっているものが多く、改めてその先見の明に感心します。
2019/06/18
mtsuka
タダ同然のコンピューティングパワーと情報ハイウェイがあればどんな未来になるだろう。1995年当時、IT革命の中心にいたビル・ゲイツのイマジネーションは2016年現在の社会を明暗共にほぼ正確に言い当てていて驚く。ただ言うは易し、これまでの技術革新と生まれては消えていった数々の企業を思うとよくここまで来たものだとまた感慨深い。★★★☆☆
2016/03/25
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