ホワイトプルームマウンテン (GREYHawk)
ホワイトプルームマウンテン (GREYHawk) / 感想・レビュー
紺
本作はダンジョン攻略を主としたファンタジー小説だ。厳密に言えばAD&Dのシナリオの一つを小説化したものだ。意外と日本に少ないのが、この冒険活劇系のファンタジーだと思う。RPGやネットゲームにファンタジーが溢れる日本に、なぜこのような小説が産まれないのか。パーティの面子も個性的で、会話をしていてそれぞれが生える。ぶっきらぼうだが仲間思いのレンジャーに、炎を吐く狼の毛皮に、喋りたがりのフェアリー。彼らがぶつくさ言いながら攻略していく様は、緊張感の中にどこか楽しさがある。
2012/11/02
D4C
剣と魔法、ダンジョンにトラップとまさに王道に必要な要素を盛り込んだファンタジー作品。 寡黙だが実力と正義感に溢れた主人公、主人公の持つマジックアイテムで自我を持ち炎を吐く狼の毛皮、トラブルメーカー担当のフェアリー、説教好きな案内役と個性的で魅力的なキャラクターばかり。 更に、中盤から後半にかけてのダンジョン探索はトラップとモンスターの連続で、これぞファンタジーという感じ。 特に中だるみもなく、一気に楽しめ、ファンタジー好きな方には読んでいただきたい作品でした。
2015/01/26
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