ぼくのおひめさま 親指姫 白雪姫
ぼくのおひめさま 親指姫 白雪姫 / 感想・レビュー
深夜
ぼくの小さな小さなおひめさま。ふと目を離した隙にどこかへ行ってしまう。きっと途方もない旅をくりかえしていくのだろう。だけどもその冒険譚を聞くことは叶わない。きっと彼女はもう戻ってはこないのだろう。 ちょっぴり切なくて温かい、不思議な温度を持った物語だった。
2017/09/21
まみ
淡々としているけど毒がある。絵も、声も。朗読は親指姫、絵は白雪姫が好き。イベント整理券めあてで購入したけど、もう一冊も欲しくなった。ずっと絵を眺めていたい。ずっと声をきいていたい。
2012/06/16
ttralsm
文章自体は元々の童話から大差ないのだけど、隣に添えられた漫画によって、びっくりするくらい毒っぽい話になっています。「女の子」の持つ甘さと毒は勿論ですが、「もう女の子ではなくなってしまった女」の醜さや哀れさも知っている今日マチ子さんならではの一冊。「白雪姫」のラストが強烈ですが、周囲の圧倒的な力に流され続けあっけなく幸せを手に入れてしまう「親指姫」の頓着のなさにも、じわじわとした怖さがあるなあ…と思いました。
2012/06/30
にま
ほんとに色使いが好き。毎回言うけどそのくらい好き。また話のまんまのイラストじゃないところがやられたって感じ。甘酸っぱいような、どこか悲しくて暖かいような。不思議な気持ち。
2012/06/19
龍國竣/リュウゴク
親指姫が制服姿の女子高生で、周りの者が面をつけた人間として描かれる。現代的な解釈。白雪姫も女子高生。こちらはファンタジック。口紅を押された絵が印象的。やくしまるえつこの朗読がもどかしくて、こそばゆい。ガーリッシュ絵本。
2012/06/28
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