絵を描いて生きていく方法?
絵を描いて生きていく方法? / 感想・レビュー
ヒロミ
再読。分厚くてやはり読み応えありました。絵が上手い人はやはり描くのが速いんだなーと寺田先生のメイキングを見て思いました。イラストは漫画と違って一枚で世界観を表現するのだから、大変だなあと思います。何気ない落書きでも上手いんだから寺田先生はやっぱりすごいです。
2016/06/23
ヒロミ
豪華なカラートレペの装丁と立派なコート紙を使った本文で分厚くて重い凝った本。イラストレーターとして30年間一線で活躍されてきた寺田克也さんの仕事哲学を対談形式で軽く語った本。電車の中でのおじさんスケッチは真似してみたい。「才能が本当にある人は周りが放っておかない」というのは以前スガシカオさんも語っていたので驚いた。しかしフレンチコミックのBD(バンドデシネ)及びメビウスの絵が日本の漫画に与えた影響は絶大なものがあるなーと寺田氏やオノナツメ氏の独特の線の共通点を見て思った。メビウスの画集がほしくなる。
2016/03/31
nizimasu
SFが好きな人なら一度は目にしているはずの寺田克也さんのインタビュー連載をまとめたもの。そこには職業としてイラストレーターをしていた矜持みたいなものがほとばしっていてこれは日本版の「アートスピリット」だとちょっと大げさだが思った次第。日本においてはキャラクターが幅を利かせるマンガの世界が主流な訳でそこに余白や想像の余地のある小説の挿絵やイラストというのはキャラとは違う世界観の落とし込みみたいな作業があると思う。しかもその超絶的なテクはメビウスに影響を受けているけどもはやワンアンドオンリーでそこもまたスゴい
2016/01/10
へのへの
本屋の平台から、切れ長の "目" に射竦められ、思わず足を止めてしまった。冲方丁『マルドゥック・アノニマス 1』の表紙だ。そうそれは寺田克也さんが描き下ろしたカバーイラストであった。それが私を呼び止め、さらに本書を手にするキッカケにもなったのだ。本書では、寺田さんの絵に対する圧倒的な "熱" をひたひたと感じた。沸騰した「好き」というのではなく、平熱で「好き」なんだろうと。「絵を描く」ことが 、"当たり前" に「好き」なんだろうと。私はそんな寺田さんを尊敬し嫉妬してしまう。私にはそんな「好き」がないから。
2017/01/19
kanon
なんだかインパクトのある表紙に惹かれて。この方の絵をよくは見たことなかったのですが、ちょっと見てみたいなっと思いました。
2015/10/31
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