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妖髪鬼談

妖髪鬼談

妖髪鬼談

作家
東雅夫
宮田登
出版社
桜桃書房
発売日
1998-08-01
ISBN
9784756705525
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妖髪鬼談 / 感想・レビュー

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白義

古来より女の髪は異界とこの世を繋げるシンボルでもあった、というテーマから宮田登「女の髪」を筆頭に、髪にまつわるホラーを集めたアンソロジー。泉鏡花から中島らも、杉浦日向子まで人選は広く、振り乱した狂乱の髪から静かに揺れるゾッとするような髪までどの作品も確かな恐怖がある。恐怖という点で鮮烈なのは加門七海の「実話」で、女の子の喋り口調の軽妙軽薄な語り口、シンプルイズベストなあるある怪談でテンポ良く読ませながらラストの光景のおぞましさは出色。風呂場で唐突に感じる恐怖というあまりによくある光景を実に上手く使っている

2017/09/06

ながめ

髪にテーマを絞った怪談なんですが、一応髪が出てくる程度でそんなに髪に意味があるような作品が並んでいると言うことは無いみたい。でも初めて読んだ作家さんも多くこれからチェックしなければと思った作家さんも中にはいて面白く読めた1冊です。

2011/01/03

猫科とらねこ

不吉な事が起きる前触れに背の高い不気味な女の笑い声が聞こえるって話が一番怖かったな 「ほほほほほほ」って風や雨の音に混じって聞こえるらしい… この話だけ被害のスケールが大きくて不気味だった

2015/09/09

がちゃこ

杉浦日向子さんのが読みたかったので。でも、百物語に載っていたさくひんでした。他は怖くもなく、あまりおもろくなかった。

2013/04/25

pin

髪には妖力がある。確かにたった一本が怖い。泉鏡花の「黒髪」が読みづらくさっと流した後、続く森真沙子「水妖譚」にこの「黒髪」が引用されていてまいりました・・。ははは。初めて読む話ばかりで面白かったです。

2011/03/09

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