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やさしい傷跡 (ヴァリオノベルズ)

やさしい傷跡 (ヴァリオノベルズ)

やさしい傷跡 (ヴァリオノベルズ)

作家
崎谷はるひ
石原理
出版社
桜桃書房
発売日
1999-09-01
ISBN
9784756711304
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やさしい傷跡 (ヴァリオノベルズ) / 感想・レビュー

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0655

借本。登場人物2人の持つ結構な過去の描写が淡々としつつ過剰さがなくて、どぎつくないのに痛みがしっかり伝わり、閉じた部分を持っていた2人が惹かれあって解けてゆく様子が丁寧に描かれていた。穏やかに過ごしてゆけるだろう未来を感じながら清々しく読了。崎谷さんのかなり古い本で文章にはちょっと凝った感があるのだけど、表現や事象があからさますぎないのに本質はきちんと伝わる感じで慎みがあり、私はこちらの方が好みだなぁ。情動の激しい登場人物や派手な濡れ場なんかなくても充分いい話が書ける作家さんだと思う。

2014/08/20

abridange

繊細な心理描写ときれいな文章。この著者の本来の良さがわかります。

チョコ大福

やけに旅愁的なお話でした。

2010/07/10

小野坂アザゼルまゆみ

中古車ディーラーの青年と童話作家のお話。どちらも大切な人を亡くした痛みを持っていて、その傷を舐め会うのじゃなくて、互いに受け入れて穏やかな日常を迎えるってのがよかった。昔の崎谷さんって今とは違うんだなと思いました。今も昔もどっちも好きv

2010/01/04

her

ずいぶんと久しぶりの再読。10年前のはるひんは、今とは全くの別人だった。

2009/11/19

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