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騙しの天才: 世界贋作物語

騙しの天才: 世界贋作物語

騙しの天才: 世界贋作物語

作家
桐生操
出版社
エヌティティ出版
発売日
1998-11-01
ISBN
9784757140035
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騙しの天才: 世界贋作物語 / 感想・レビュー

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late

世間を騒がせた稀代のペテン師や贋作師をまとめた本。ルーヴル美術館からモナリザを盗んだ犯行グループ、大作家や名門劇場ですら見抜けないレベルの贋作を次々と書き上げた少年、フェルメールの贋作を描いたと主張するも余りに見事すぎて検察に信じてもらえない男など天才のオンパレード。犯罪者だらけの登場人物達の中で異質な輝きを見せるのは「アメリカ合衆国皇帝ノートン一世」。きっと皆さんはこの言葉に違和感を覚えるだろう。偉大な為政者であった彼の葬式には大勢の人々が参列し、今でも彼の墓地には「アメリカ合衆国皇帝」と刻まれている。

2019/03/14

ジュール リブレ

歴史上のトリックや詐欺の事例を集めた本。お金に関わる話は多いんだけど、殺伐とした殺人とかが出てこなくて、ある意味愉快な本。アメリカ初代皇帝ノートン一世の話なんか魅力的。あんなのどかな時代と、受け入れてくれる人たちがいたんだね。映画『スティング』の華麗なトリックを思い出した。

2012/12/09

viola

最近の桐生操って、既に何度も書いてることをまとめ直しただけで、つまんないんだよね~・・・と思っていましたが!これは面白い!めちゃくちゃ面白い!!(「最近の」ではありませんが)贋作についての知識が、こんなにもないとは。気分転換にぴったりの歴史読み物。著名人がかなり出てきて、これに関係していたなんてと驚いたり。悪戯にも限度があるよねというほど規模の大きいもので、読んでいて何だかスカッとしてきます。贋作関連書、もうちょっと読んでみようかな。

2012/12/28

もちねこLv.4

18世紀~20世紀前半の詐欺師、ペテン師の列伝。色々な人々がスッパリと騙されていく様はなかなかに痛快である。ただこの手の本として参考文献を載せてないのは残念だった。この分野に興味があるならデビッドWモラー著の『詐欺師入門』や種村季弘氏の著書を読むといいのかな、とも思ったり。

2012/02/09

tei

アメリカの皇帝を名乗り愛されたノートン一世の話で幸せになった。他にも、そんなイタズラ今やったら確実に炎上するわというのを重ねた人物や、生涯偽りの中で生き続けたような人物など、この世には変な人がたくさんいるんだなあという感慨に耽ることができる。

2019/07/03

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