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街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

作家
内田樹
出版社
NTT出版
発売日
2005-10-13
ISBN
9784757141193
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街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017 / 感想・レビュー

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晴れ女のMoeco

歴史は事実の把握が大事、食べ物をけなすのはそのひとを否定する。アメリカ論というより、アメリカの特徴をネタにいろいろ考えさせられる。ただ日本が弁護士を増やす事を危惧していたけど、これは単純にアメリカと比べられないのでは。ほんとに法曹は足りない、はず。

2010/12/17

ららら

アメリカはまず「理念」があってそこに国家が作られた唯一の国。今はアメリカが覇権を握っているけど、それは歴史的経緯の中でそうなっているだけであって、アメリカ式〇〇が唯一解ではない。にも関わらず私たち日本はアメリカに憧れてしまい、向こうの国で導入しているからと言うだけの理由で右に倣えと猿真似を始めてしまう。人は歴史の上に積み上げられた価値観や流れには簡単には逆らえないんだな。

2021/09/11

編集長

歴史の流れ(原因と結果)について、自前でオリジナルな説明を作り出すことが大切(p.35)、というアドバイスは昨今ますます重要だと思います。アメリカのジャンクフード、コミック、児童虐待、連続殺人、キリスト教福音派、訴訟社会、戦争を取り上げ、アメリカをかくあらしめている歴史を論じた本。一カ所抜粋します。≪「そこに何かがあった」ということを信じさせるもっとも効果的な方法は「それはもうなくなった」と告げることです。(中略)孔子は「(ほんとうには存在しなかった)周公の理想的治世」の喪失を嘆くことによって「再興すべき

2014/12/20

ふぇるけん

アメリカに関する本を2冊続けて読了。本書はアメリカ人の根底に流れるマインドの本質を易しく、でも鋭く切り取っていると感じた。個人的に新しい知見が得られたのは、欧米人の子供に対する考え方、そしてアメリカが戦争を起こすわけ、この2つのポイント。アメリカは第二次世界大戦で自国が失った以上の命を2発の原爆で奪っているという事実を日本人として正しく理解しないとと思った。

2011/06/27

TAKAMI

特筆すべきところはやはりその語り方の構え。著者の文章は(自分で述べているように)メディアがもてはやす「切れ味のいい文章」ではないのかもしれない(話が脱線してばかりだ)。しかしその文章はセンターが通っていてしなやかだ。そのしなやかさにこそ、著者の言う「腐りにくさ」があると思う。本書だと、例えばアメリカについて考えさせられる出来事があった時にふと読み返してみると、また今回と違った発見があるのだろう。著者はそういう語り方ができる人物だ。大切な本です。

2011/03/14

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