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日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉

日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉

日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉

作家
イアン・コンドリー
上野俊哉
田中 東子
山本敦久
出版社
NTT出版
発売日
2009-04-10
ISBN
9784757141711
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日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉 / 感想・レビュー

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モリータ

◆2009年刊。著者は1965年生、MIT准教授、専門は文化人類学、現代日本の文化研究(特にポップカルチャー、メディア、言語、グローバリゼーション)。日本のヒップホップシーンでの1994年以来のフィールドワークを基にした博論の翻訳。◆日本のヒップホップファンとして当時からクラブに通い、さんぴんCAMPやB BOY PARKに参加していた著者。本書には、著者が立ち会ったレコーディングでのラッパーとプロデューサーとのやり取りや、宇多丸やKダブシャイン、漢や般若らの直接証言なども引かれており、興味をそそる。

2024/10/29

オズ

自身もヒップホップのファンだという、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)の日本文化研究准教授である著者の目から見た日本のヒップホップの姿。Bボーイパーク、ダンス甲子園、さんぴんCAMP。 Kダブ、ジブラ、宇多丸等々。 歴史を黎明期から広く網羅していて非常に興味深いけれども、いかんせん本書の原型が文化人類学の博士論文であることからか、学術的な言い回しが多く堅めの翻訳文体(+異常な頻度の誤字)もあいまってハードル高め。シニフィアン、収穫逓減とか普段使いしないような用語が大挙するが、それを乗り越えれば面白い

2023/04/25

だーはら

訳が悪いのか、自分の頭が悪いのか、何が言いたいのかよくわからない文体、内容だった。まぁ訳が悪いだけではないと思うのだけれども。 最後の解説までもなにを言ってるのか、言いたいのかさっぱりわからないという感じでうんざりした。 本の内容に関していえば、日本語ラップについての研究というよりは文化のグローバリーゼーションについての研究を日本のヒップホップを通してしたというような内容。 なので日本のヒップホップ研究の本だと思って読むとあまり実りのない結果になると思う。

2016/12/29

caniTSUYO

黎明期〜2000年前半までの日本のHIPHOPをアメリカ白人の社会学者である作者が論じたのが本書。日本のHIPHOPで重要「現場」に足繁く通い、理解者ではありつつも海外の社会学者として観察者としてグローバルな比較論として論じている。 面白い題材なはずだが、日本語HIPHOP好きで歴史にも通じて、社会学にもアレルギーない自分が読んでも非常に読みにくかった… 言いたいことはわかるのだが、原文が悪いのか?翻訳が悪いのか?自分の頭が悪いのかずっと考えてしまうほどだった。 訳者のあとがき読む限りは翻訳が悪いに1票

2021/07/03

KakeruA

音楽史ではなく、文化史として日本のヒップホップシーンを捉えた本書。90年〜00年代前半の<現場>を文化人類学的にリサーチをし、日本人のグローバリゼーションやダイバーシティについて記述されている。当時と今では現場・マネタイズのあり方が変わっているように感じるため、現場の再定義が求められるように思える。グローバリゼーションと日本人性についての章がとても面白い。

2014/05/04

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