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親殺し

親殺し

親殺し

作家
芹沢俊介
出版社
NTT出版
発売日
2008-09-29
ISBN
9784757141926
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親殺し / 感想・レビュー

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gtn

冒頭に「親殺しには、子殺しが先行している」と結論を示し、実例を挙げながら論証する。共通するのは、親が子を一人の人格者として認めていないこと。巻末の「私たちは多かれ少なかれ、知らず知らずに子殺しをしている親」との言葉にドキッとする。わが身に引き当てて読んでいたから。

2022/02/17

しげ

「親殺しには子殺しが先行している」ということが一貫して語られていました。不登校や家庭内暴力は、無理やり学校へ引っ張っていく、警察や精神病院につき出すことでは解決しない。なぜ学校へ行きたくないのか、なぜ家族に暴力を振るうのか、それには理由がある。それは言葉にならないものかもしれない。まずは、その「理由」と向き合う覚悟をしなくてはならない。親であることへの覚悟を求められる一冊でした。

2017/07/13

よく読む

親殺しに子殺しが先行することを具体的事件から明らかにする。事件を親の教育、離婚、対人関係、挫折やコンプレックスに分類。仏教でも阿闍世の話のように子殺しが先行している。秋葉原の事件に見られる無差別殺人も自殺の一形態だ(E.デュルケーム『自殺論』)。存在価値も「隣る人」も失うとき、人は存在論的に死ぬ。感想: ヒトラーによるユダヤ人虐殺もある意味で自殺だったのかもしれないし、アリス・ミラー『魂の殺人』は今でも起きていると思った。アル中やネグレクトは今でもある。家と学校で二面性のある子も多い。参考: ウイニコット

2016/01/24

あまよ

母親を殺したくなったので読んだ。

2011/12/24

特型ニ駆逐艦 天霧

「親殺し」の前に「子殺し」があるという言葉が印象的に残りました。勿論、親殺しの前にある「子殺し」は精神的な意味だったりするのですが、この本も親子や家族の在り方について深く考えさせられます。

2008/12/08

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