マンガの居場所
マンガの居場所 / 感想・レビュー
ゲオルギオ・ハーン
毎日新聞の夕刊に連載されていたコラムのうち、98年~02年分をまとめたもの。けっこうコアな作品を扱っているので漫画が好きだと読んでいて楽しい(蒼天航路、天牌、かってに改蔵、AMONは特に嬉しかった)。また、海外のマンガ事情やフランスのバンド・デシネ、アメコミを取り上げていることや日本のマンガ界の構造的な問題点(漫画家のモチベーション維持の困難さ、薄利多売のビジネスモデル、売上低下の原因を外部に探そうとするなど)を指摘するなどとても視野の広いコラムになっている。切り口も面白いので読みたくなった漫画もできた。
2023/02/07
亀野亜祐美
マンガをおもに主食にしている人の論評。小生には、まだはやかったか。
2014/02/04
とんび
持ち回りで書かれた漫画エッセイだから、視点が多様で良いね。ただまー、こういう文はインターネットで沢山読めるようになったこともあって、ありがたみはもう一つなかったりもする。2003年出版で、2000年前後の雰囲気を思い出せるのは良い。
2013/04/18
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