インタ-ネットは「僕ら」を幸せにしたか?: 情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方
インタ-ネットは「僕ら」を幸せにしたか?: 情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方 / 感想・レビュー
septiembre
ネットの利便性は良く目にするがそのウラにある弊害についてはこちらが意識しなくては目にすることもない。まだこれからもどんどん発展していくであろうシステムなだけに利用する私たちが便利のウラに隠れているモノを知りどう付き合っていくのか考えていかなければ気が付いたら全て管理下におかれていた。という状況にもなるのではないかとちょっと怖くなった。
2011/10/19
のぶ
「ドッグズイヤー」に喩えられる、変化が速いこの世界で、10年以上前の本ってどうなの、というシニカルな関心で借りてみた本です。確かにその歳月分の変化は起きてます。SNSの様相はガラッと変わりましたね。なので本書には今はない固有名詞が沢山出てきます。本書で警鐘を鳴らしていた(うちの一つ)ICタグによる管理社会、については、本書が予想したよりは遅い動きだったようです。でも本書で懸念した話が何か解決したという訳でなく、世界は徐々に窮屈になりつつあります。この書名にある問いかけは今後も続けていく必要がありそうです。
2015/06/28
t-n
ネット空間からユビキタス社会まで広い舞台で、考察をしていておもしろい。
2008/09/23
西村修平(偽)
管理社会、監視社会を助長するネット社会の問題点を考える上で初歩的な知識や問題提起が書かれている。ネットがあれば既存のメディアが必要性がなくなっていき、手軽に検索できることによって個人の興味関心のあるもののみを手に入れられる一方で社会をバラバラな個人にしてしまう要素にもなっているだろう。
2014/12/13
やご
題名にやや違和感。インターネットの現況の報告を土台にそこから想像される未来の展開への不安感を伝えようとしている本なのに、「幸せにしたか?」っていう過去形はちょっとちがうのでは? 技術関係にも触れていますが、一般向けのネット・マガジンに掲載された原稿が元になっているだけに内容は難解ではありません。
2006/01/23
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