残酷な子供 グロテスクな大人
残酷な子供 グロテスクな大人 / 感想・レビュー
昼夜
年齢だけ重ねてちっとも大人になりきれない自分自身を嫌悪してたけど子どもの部分を誰もがもったままなのだと言われるとそうかもしれないなと思えた。人間は成長しつづける生き物だからちょっとづつ大人になっていくさと割りきろう。子どもらしさはかつての子どもだった自分を忘れた大人がこうであって欲しいっていう願望なのは頷ける。子どもな自分から子どもな部分を抱えた大人へと重心をずらしながらバランスを模索していこうと目標が持てた。理想はこち亀の両さんっておかしいかなぁ。全体的にシニカルでネガティブで読んでると疲れた。
2012/01/19
skellig@topsy-turvy
ブックデザインがミルキィ・イソベさん!本文レイアウトも好き。“イノセンス”を考察するエッセイ寄り評論、て感じでしょうか。著者もかなり(良くも悪くも)癖がありそうな人物ですねぇ。
2012/08/29
まんぼう
後半「子どものまま大人になった人たち」の考察はだいぶん心が血みどろ。でももうどうしようもねえので自分も来世はヨツアナカシパンでお願いしたい。
2023/12/20
あくび
春日先生らしいシニカルだけれどもたくさんの文学作品を取り上げてイノセンスについて分析された本。こういう心持ちでないとやってけないよね、こういう仕事って。と近接領域にいる人間としては実感することも多々あった。
2018/03/13
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