ブロークン・エンジェル 上・下巻 2冊セット
ブロークン・エンジェル 上・下巻 2冊セット / 感想・レビュー
猿吉君
冒険SF小説としては面白いけど続編としては期待していた方向と違いました。①お宝を手に入れるために都市一つ塵にする時点で「正義」がない。②皆さんが腹にイチモツ持っているのは良いんですがコヴァッチは結局何をしたかったのか?③問題の船は凄いんだかただ大きいだけなのか、後者のような。④途中で出てくるイデオロギーというか政治というか宗教というか、これが皆さんの動機にもなっているんですが「あ、そうですか」としか思えなかったです。点数:60/100→3部作で続編読みますが一作目の衝撃は得られそうにないと感じました。
2020/09/28
えー。
前作を読んでからのファン。人間の精神がスタックに保存され、スタックが破壊されない限り不死という設定が魅力的だが、それを上回るのは何をやらかすのかわからない主人公や脇役の人物造形だ。今回は前作と趣が変わってハードボイルドから冒険譚になっているが、多少の中だるみはあるものの、先が気になる面白さは一緒だった。これだけたっぷりと独自の世界観に浸らせてくれる作品はそうそうない。次作にも期待。
2012/04/02
すけきよ
コヴァッチが再登場ということでかなり楽しみにしてたんだけど、なんか、イマイチはまり切れませんでした。前作は、薄汚れた町で探偵をする、お約束なタフガイものだったから良かったけど、戦場だとそれがしっくりこないのかなぁ? とにかく、あまりスムーズな読み心地がしませんでした。
2007/04/16
白葱
前作から30年後、サンクション第4惑星を舞台にしたミリタリー系冒険物語。前作ほどの熱狂はないが、シリーズを楽しむ上では必読。(なぜこれだけ文庫化されていないのだろうか?) 前回に引き続き、過剰なまでの背景描写に浸りきった。ただ、火星人の船の描写が個人的に難関で、この本を充分楽しめていない気がする。高性能超短命ナノーブ・システムという兵器がとてもかっこいい。周りの環境にあわせて自律進化するナノウェア兵器。登場人物たちの腹が読めないところもいい。
2012/12/18
ichimatu
火星年代記のパスティーシュ。的な。日本的曖昧表現。
2012/02/15
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