KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ラブホテル―Satellite of LOVE (アスペクトライトボックス・シリーズ)

ラブホテル―Satellite of LOVE (アスペクトライトボックス・シリーズ)

ラブホテル―Satellite of LOVE (アスペクトライトボックス・シリーズ)

作家
都築響一
アルフレッド・バーンバウム
出版社
アスペクト
発売日
2008-03-17
ISBN
9784757214903
amazonで購入する

ラブホテル―Satellite of LOVE (アスペクトライトボックス・シリーズ) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

スパシーバ@日日是決戦

{2008年} [2001年に出版されたものの新版] 回転ベッド、鏡張りの壁や天井、寝室と浴室を仕切るシースルーの壁、透明バスタブなどザ・ラブホテル!という一種の閉鎖空間から漂う淫靡な匂いを想像するだけで悶絶寸前。新風営法の施行で「宿泊するという本来の目的のために必要ない設備」を備える空間は、宿泊施設ではなく風俗営業の範疇に置かれ風俗営業を許可されたエリアでしか営業できない(保健所の検査や警察の立ち入りを拒否できない)ため、絶滅の危機に瀕している(初版から15年経過しており絶滅したかもしれない)。

2017/02/04

ジョニーウォーカー

回転ベッドに透明のバスタブ、すべり台に回転木馬…。いま、そんなコテコテのラブホテルが急速に姿を消しつつあるそうだ。最大の原因は新風営法の施行にあるが、もう一つの理由は、若い客層にあまりウケなくなったのだとか。インターネットには過激なポルノがあふれ、出会い系サイトでは人妻が平気で売春をする時代、もはやそんな密室の淫靡は必要ないのかもしれない。そう考えると、本書に収められたド派手なホテルたちはいわば昭和の遺産であり、日本人の甘酸っぱい思考回路を具現化しているようにも思えてくる。じつに興味深い。

2011/02/04

あび

ラブホテルはテーマパークだな。見ているだけでワクワクさせられるし、なぜこんな物を作ったのだろうかと首をひねりたくなるデザインが多いが、楽しい。 バブル期の金をバンバン遣って建設さた雰囲気が味わい深い。 ぜひ、訪れてみたい。

2017/06/10

澤水月

布張り(昔ピアノにかかってたようなあの布!)の壁が消防法でもう新調できないものとは。コーヒーカップ、透明水槽、宮大工製、五条大橋!、玉砂利…段ボールハウスに描く画家の恐ろしげな極彩色絵で彩られた部屋、巨大な山本晋也カントクが見つめる部屋まで!! 昔深夜番組で話題だったな…だいたい性風俗紹介が一般TV/雑誌で無くなっちゃったし…と懐かしい気持ちでいっぱいになれる。バブルの徒花も維持の手間でここまで美しく咲かせられる、ホテル従業員たちの愛に感心(元の発行は2001年だけど)

2010/02/23

kamei

どうせお金を払うのならこれくらい現実世界とかけ離れないと面白くないじゃないって思う。ある意味、古き良き日本文化って感じ。

2012/10/18

感想・レビューをもっと見る