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刑務所良品: Made in prison (アスペクトライトボックス・シリーズ)

刑務所良品: Made in prison (アスペクトライトボックス・シリーズ)

刑務所良品: Made in prison (アスペクトライトボックス・シリーズ)

作家
都築響一
出版社
アスペクト
発売日
2008-06-01
ISBN
9784757215160
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刑務所良品: Made in prison (アスペクトライトボックス・シリーズ) / 感想・レビュー

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ふろんた2.0

「いちばんほかといっしょで、いちばんふつうのなにか」を全国の刑務所で生産している。価格と品質を見ると何かしら欲しくなってしまうのではないだろうか。矯正展というのもあるのか。とどろきアリーナでもやったことがあるみたいだけど、今もやってるのかなあ。

2014/03/18

ジョニーウォーカー

もはや“無印”という名のブランドであり実はたいして安くもないどこかの“良品”より、よっぽど良質かもしれない。まず値段、牛革の小物入れ315円、木製のティッシュボックスは500円と、とってもリーズナブル。品質も、レトロな和箪笥(3万1,500円)や御神輿(1千万円~)をはじめ、もう職人レベルの仕上がりだ。ではデザインはどうかというと、網走刑務所の「獄」袋シリーズなど茶目っ気たっぷりのグッズもいろいろと揃っている。刑務所の服役囚による工業製品280アイテムを収録。いつか買いに行ってみよう。

2011/01/22

西澤 隆

善光寺の境内で刑務所でつくったものの展示即売会に遭遇したことがある。いろんなものが案外と丁寧に作ってあって「これなら欲しいな」と思う、ある意味100円ショップの商品の対極にある「ごくふつう」な商品。文中ではたとえば山本譲司「累犯障害者」の紹介とともに、刑務所が福祉の最後の砦になっている姿も語られる。単に「安くて案外いいモノカタログ」ではなく罪を犯してしまったひとにいかにしてモチベーションを高めて職人仕事をしてもらうかの工夫が語られ「冷血暴力刑務官」とはちがう面も垣間見える。この切り口は著者ならではだなあ。

2017/07/11

らびぞう

メイド・イン・プリズンと書くと、おしゃれ感が増すが、刑務所という非日常な組織が生み出す、問答無用の日常世界。受刑者が労働の賃金として受け取る代金(作業報奨金)は、ひと月約4000円(平成18年度平均)。そうして、現在の世間同様、箱の中でも受刑者の高齢化が進み、労働人員の確保にも頭を悩ませている。しかし、日本のいろいろな刑務所で、その地での特産品である焼き物や染めを商品化している。そうして、それらを販売するネットワークの核となるのが、「CAPIC」だ。函館少年刑務所の獄グッズ、岡山刑務所の備前焼、ステキだ。

2022/02/12

きゅー

刑務所での刑務作業による製作品を集めた一冊。机や椅子、タンスなどはイメージできるが、神輿まで作っていたとは。子ども用のブロッククッションにはパトカー柄のアップリケが使われるというユーモアセンスも。函館少年刑務所のこだわりは「獄」マークの入った小袋などの獄グッズ。こうしたものは毎年6月に科学技術館で行われる「全国矯正展」のほか、各地の矯正展で購入することが出来るという。手に職をつけることが目的なのでおしゃれな雰囲気は微塵もないが、質は良さそう。昔ながらの箒などはお安くて一本欲しくなった。

2024/01/15

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