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イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

作家
山崎まどか
出版社
アスペクト
発売日
2011-02-23
ISBN
9784757218932
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イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生 / 感想・レビュー

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アノニマス

20世紀のアメリカで、時代の先を行きすぎて報われなかったり報われたりした女性たちの伝記集。 男装のジャズピアニスト以外知らない人たちばかりだったが、現代のインテリアや音楽のルーツの発見が多々あっておおっ!となった。女性初のコミック作家、ジャッキーオーメスをググったが出てこなかった。パティジョーがどんな絵柄なのか知りたかったので残念…。

2021/10/20

FuSa

日本ではあまり有名ではないけれど20世紀に『事実は小説よりも奇なり』を地でいった女性の生涯を集めたエッセイ。永遠の少女性とか、カリスマ性とか、バリキャリの走りみたいな人とか、とにかく色々な女性が登場するけど、共通してるのは、枠に収まらないどころかバキバキに壊して飛び出してるように錯覚しちゃうくらいエネルギッシュなところかなぁ。

2016/05/05

ロピケ

エキセントリックな女性が沢山登場。以前読んだ、タキの『ハイ・ライフ』の世界にもつながる。一番魅力的に思えたのは、キャロライン・ブラックウッド。今話題のハンナ・アーレントの人脈にもつながったり、二女(母譲りの美貌なんでしょうか?)がジュリアン・サンズと結婚していたり。中でも、天国で幸せになって欲しいと願ったのは、キャンディー・バー。山崎さんがあとがきで誰とは言及していないけれど、「もしかして自分が生きたかもしれない悲劇を肩代わりしてくれた姉のよう」と書いていたのが心に残る。

2013/12/20

_Stroszek

日本ではあまり名前が知られていない20世紀半ばに活躍したアメリカ人女性たちの伝記の抄録。一般的な意味での成功者よりも、自分の夢を追求した独特な女性たちについて。その多くは夢破れて孤独に死んでいった女性だが、後世に大きな影響を残している。どんなに傷つこうとも妥協せずに独特のヴィジョンを追求した彼女たちの姿を見て、なぜ『イノセント・ガールズ』という題名なのか分かった気がした。巻末に主要参考文献の洋書が記載されているので、時間があったら読みたい。独立独歩の女性監督ドリス・ウィッシュマンの映画に興味を引かれる。

2012/02/07

erierif

20人の女性達はみんな大変パワフルだと思う。アメリカン・ドリームはこんな女性達に支えられているのではないでしょうか。どの女性もみんな何かから外れちゃった感じ。何でそうなっちゃうの?とか、わかるわかると心の中で話しかけながら読みました。皆、何かしら悲しさを抱えていて読み終えて切なくなりました。一枚の写真と数ページに人の光と影がつまった本でした。

2011/10/22

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