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アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫 D 14-1)

アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫 D 14-1)

アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫 D 14-1)

作家
古田靖
寄藤文平
出版社
アスペクト
発売日
2014-05-13
ISBN
9784757223325
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アホウドリの糞でできた国 (アスペクト文庫 D 14-1) / 感想・レビュー

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Willie the Wildcat

愛らしいイラストとは裏腹に、迎えた過酷な現状。列強に左右される政策、天然資源頼りの政策、あるいは楽天的な国民性など様々な要因。確かに、国家としての未熟さと言えばそれまでだが、先進国の指導・支援の計画性の欠落と、世界的な天然資源に対する無策が根底の問題と感じる。一小国の問題と片付けることなく、事例として国連などの国際レベルで課題に取り組み、その結果を他国、あるいは環境問題に適用できないものだあろうか。それにしても、糞が燐鉱石になり、しかも島を構成?!これまた自然の果てしない力なり。(笑)

2016/09/26

リキヨシオ

「アホウドリの糞」が堆積してできたという世界三番目に小さな国家「ナウル共和国」が辿った百年の実話。自給自足だった島国生活が貴重な資源「燐鉱石」の採掘をきっかけに「植民地支配」「ナウル共和国の独立」「成金国家」「太平洋の首長国」「世界一の肥満国」「国籍の販売」「タックスヘイブン」「難民収容代行サービス」「国家失踪事件」など他の国にはない波乱万丈な歴史の数々。超大国、当事国ではないのに「第一次・第二次世界大戦」「9・11テロ」など世界的な出来事の余波をナウル共和国は受けている。世界の歴史の側面も構見えた。

2018/12/21

ちぃ

アホみたいなほんとのはなし!資源で稼いでる国にとってはいつ起きてもおかしくないな。。

2018/07/29

おくりゆう

どこかの本で見て興味が湧いた一冊。タイトルに帯の「税金ゼロ。学校・病院はタダ。食事はすべて外食。誰も働かない…」「世界史上サイテーのなまけもの国家を襲ったある意味しょうがない危機!まぬけな打開策秘話。」とツカミは十分、気の抜けた(失礼)絵とマッチして面白おかしく読むことができました。

2014/09/12

ぐりとぐら

[再読]掃除してたら出てきたので、再読。アホウドリの糞が堆積してできた資源で、産油国並みにリッチになった、ナウル、迷走の歴史。この本が書かれてから、だいぶ年月がたっており、今はどうなっているか?去年くらいに、テレビでナウルの事をやっていた。資源が枯渇しつつあるけど、今まで税金のみで暮らしてきた国民は、今も働かずにいるらしい。資金はどこからくるのか。難民キャンプ用の土地を確保し、他国で受け入れた難民を連れてきて、その国からお金貰ってるそう。

2017/04/19

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