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小説ドラゴンクエスト5 1: 天空の花嫁 (ドラゴンクエストノベルズ)

小説ドラゴンクエスト5 1: 天空の花嫁 (ドラゴンクエストノベルズ)

小説ドラゴンクエスト5 1: 天空の花嫁 (ドラゴンクエストノベルズ)

作家
久美沙織
出版社
スクウェア・エニックス
発売日
2000-09-01
ISBN
9784757503076
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小説ドラゴンクエスト5 1: 天空の花嫁 (ドラゴンクエストノベルズ) / 感想・レビュー

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近藤

風景や自然物の描写の美しさ、壮大さに定評のある久美沙織がドラゴンクエストをノベライズ。ゲームの物語を本格的中世風冒険譚として描き出す手腕は見事。ただし、二巻以降はとある理由で少しばかり読むのに気合がいる。心揺さぶられる名作ではある。

2016/10/15

歩月るな

そらにくせしありきしか――天空の勇者が活躍した時から幾星霜、ある時代。父子は懐かしき故郷に帰り着く。有り得ない終わり方をする点以外は超一級の児童文学。もう一つの人生体験、宛らレ・ミゼラブルな歴史に残る大河ロマンである。その序章、幼年時代の冒険が描かれる。原書は93年刊行、Ⅶ発売併せの新装版。未だ文字も読めない少年視点である事を丁寧に表現している。子どもの頃の風景は大きくなってから見ると小さく感じる等、原作の意を得たそのままの表現や、リボンを解いたビアンカの印象、人格者ヘンリーなど見所は思い出がかく語りき。

2018/03/01

ファーラス

剣と魔法のファンタジーであり、ビルドゥングスロマンであり、SFであり、三世代大河であるドラクエⅤのノベライズ。1993年刊行。1巻は少年時代編。少女小説の名手による児童文学テイストだが、情景描写などは比喩たっぷりで、わかりやすさよりも読者の五感を拡張させる方向に振り切っている。台詞も、浅いどころか各大人が大人らしい言い回しを滲ませていて深い。基本的に子供の目から描かれるほんわかドタバタで進むが、1巻末のアレの描写は、ゲーム以上に容赦が無い。リュカと読者は、優しさと惨さどちらも内包する“世界”と対面する。

2020/08/07

テール

Vはゲームもプレイ済みです。久しぶりに読んでみると、世界観に惹き込まれました。小さい頃は大好きなゲームの本!と何も考えず読んでいましたが、今見ると文章が美しく丁寧だと感じました。何より原作の雰囲気を壊さない所がいいです。最後は知っていても涙腺が緩みます。原作をプレイしていなくても読める作品だと思います。

2016/06/07

ほろろん

まさにドラクエ5で少年時代をすごした私にとっては最高の一冊。ゲームの内容プラス、パパスやマーサの話を織り交ぜてつむがれる物語。とにかく、とにかく文章がきれい!風景や水、町や洞窟の描写の素晴らしいこと!リアルにゲーム世界を想像出来る筆力をもった作家さんです。ノベライズしたのがこの人でよかったー!

2015/09/27

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