クズの本懐(8)(完) (ビッグガンガンコミックス)
クズの本懐(8)(完) (ビッグガンガンコミックス) / 感想・レビュー
よっち
迷える茜がその手を取ったことで、絡まり過ぎていた不器用な関係も収束に向かうことに。ある意味そうなるだろうなあとも、そうなっちゃったかとも思える歪の恋を抱えた彼と彼女たちの結末でしたけど、新たなる一歩を踏み出すにはそうするしかなかったという不器用な決断は分からなくもなかったです。ただ物語の半ば辺りから感じていたことですが、二人は振り回されることが多くてその方向性を決定的なものにする決断をするのが彼女たちではなかったあたりに、少しばかり切ないものを感じました。番外編では何か救いがあるといいな。
2017/03/25
ソラ
ついに完結。結局のところ花火も麦も思った通りに行かずということで、このほろ苦さが良いのかなと。安易にそんなら花火と麦でとかならないところがまた良し。
2017/03/25
Susumu Miki(Dik-dik)
悪くないけどあっけない終わり方だな、と思ったら続編だか外伝だかがまだあるのか…。まあ、「ラブコメ予定調和エンド」との差別化が図られたのは良かったんじゃないでしょうか。
2017/03/27
カラシニコフ
綺麗にまとまったのだが、言い方変えれば無難過ぎ。もっとクズはクズらしく、本懐を遂げて欲しかったのだが、まあなんだかんだKindleで全部買ったのだから、それなりには楽しかったのかな。モカとセフレになりたい(最低) ★★★☆☆
2017/03/26
ちぇけら
あなたに選ばれなかったのに、欲望はまだ動いている。あなたなしでも生きていける。けれど活きてはいけない。ただ堕ちていくだけ。たとえば孤独を埋めるために人の好意を利用したり。好きではない彼と、鏡ばりの天井。歌詞のない音楽と、窓のない部屋。求められているという「女」としての優越感は満たされる。好きと言う彼の唇を好きとは言わない唇で塞いで、わたしはあなたが好き。「本当の心はずっと閉ざしておかないと壊れちゃうよ」好きなひととするのは、どんな心地なのだろう。その答えを知らないまま、彼と唇をかさねて、あなたの夢をみる。
2021/10/24
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