弥次喜多inDEEP 1 改訂版 (BEAM COMIX)
弥次喜多inDEEP 1 改訂版 (BEAM COMIX) / 感想・レビュー
ぷるいち
元々ガロ系漫画は好きなものの、絵が受け付けずしりあがり寿さんは読んでいなかった。彼の個展を見たときも、そのぶっ飛び具合に「こういうのは一生分からんだろうなぁ」とも思っていたくらいですし。ただ、耐性がついたのか、色々なものを摂取して幅が出たのか、いま読むと全然ちがう。狂気そのもののようなのに、つげ義春的な大ゴマの叙情性があって、そしてギャグの精神を忘れてない。そして無駄にBL。何より、ちょっと涙ぐんでしまうくらいにストーリーもうまい。天才だと思います。あまりの混沌ぶりに、オススメはしづらいのですが……
2016/10/14
豆乳くま
凄いなー。だんだん狂気が強まっていくよ。初めは笑っていられるけど最後は全然笑えなくなる。赤牛、特に母 赤牛がビジュアル的に凄いです。泣いちゃいそうです、恐くて。
2014/05/10
kanon
作品を一言で形容するならば”夢”という感じ。実際に夢の描写もあるけれど。終始にわたっている。脈絡も無く展開が続いていく。何かを一つでも読み取れれば良いのだけれど、読み取れる気がしない。しかしそもそも、何かを得られることを期待して読み始めてはいない。自分では考えつかない何かを見たい、それだけなのである。
2020/04/25
笠
2.5 作者初読。サブカル方面で有名な作者だし、本作は手塚治虫文化賞も受賞しているので存在は知っていたが、読んだことはなかった。しかしそのネームバリューというか世間の評価を信頼して全巻まとめ買いしてしまったのだが、失敗したかな…。想像していたものとは全然違って、正直合わなかった。終始悪夢を見させられているような、『ねじ式』をずっとやってるような感じ。これこそがシュルレアリスムだというならそうなのかもしれないが、悲しいかな俺にはその良さが分からない。ガロ系とはとことん相性が悪いな。
2024/05/21
門哉 彗遙
数年前に全巻大人買いして本棚に並べたまま放置していたのをやっと今日読み始めた。予備知識もなにもなしに取りかかったので、この世界観に馴染むまで時間がかかった。そう、だんだんよくなる法華の太鼓かもしれん。
2022/02/20
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