学園都市ヴァラノワール―未来は薔薇の色 (ファミ通文庫 287 SPECIAL STORY)
学園都市ヴァラノワール―未来は薔薇の色 (ファミ通文庫 287 SPECIAL STORY)
- 作家
- 出版社
- KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日
- 2002-11-01
- ISBN
- 9784757711594
学園都市ヴァラノワール―未来は薔薇の色 (ファミ通文庫 287 SPECIAL STORY) / 感想・レビュー
佐島楓
勇者育成学部を目指すミュウは、魔法学園に編入しふつうの学生となった、はずだったのだが・・・。成績下位者が次々と脱落していく現実の中、ミュウの存在はいろいろな生徒の心を変えてゆく。トリックスター的なミュウの純朴さ、人間関係の複雑さが短い枚数の中に盛り込まれている点は、さすが。またしてもゲームは知らなかったのですが、独立した物語として楽しく読めました。
2015/01/10
巨峰
ラノベていうのは初めて読んだ。桜庭さんのラノベ時代の小説。虎の穴の話。もう少し掘り下げればもっと面白くなった気がする。会話文が生き生きとしていてよかったです。
2010/09/09
Humbaba
特別学級に編入してみると、そこは思い描いていたものとは全く異なるものであった。入っていきなり天才と決闘をすることになったが、それは渡された剣が勝たせてくれた。それによってクラスには認められたが、自分はそれに頼ってはいけないと感じるようになる。
2010/03/23
佐藤一郎
ヴァラノワールは世界を救う勇者を輩出するシステムだ。だからこそそこには厳しい競争があり、試験があるごとに何人もの少年少女が落第し去っていく。去っていく者たちは皆、どこか悲しそうに笑っていた。もう絶対に辿り着けない領域。けれどなりたいと願った姿。未練と無念に視界が滲んで、それはもう見えない。しかし夢が叶わなくても、人生は続いていく。夢敗れた者も戦い続ける。そして勝ち残った者も、敗れた者たちの無念を背負い、共に戦い続けていく。これはそうした物語である。
2013/10/20
ブー
桜庭先生初期作品。たまたま中古本屋で購入。というか桜庭作品って事で購入した感じです。勇者を目指す少女の友情・恋愛・諍い・葛藤・生き残りをかけた試験・古の血筋・・・と、まぁ、てんこ盛りの作品です。桜庭先生の意外な面を観た感じです。ま、作品的にゲームノベライズ物なので・・・設定に有無も無い気がしますが・・・ただ、ゲーム版は個人的には知らないのですが・・・
2014/01/22
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