イスベルの戦賦(うた) 亡国の王女よ、誓え (ファミ通文庫 342)
イスベルの戦賦(うた) 亡国の王女よ、誓え (ファミ通文庫 342) / 感想・レビュー
しら=にす
蓬莱学園の新城カズマが、本格ファンタジーだとぉ?と2巻まで発売されたけど、続かず。残念。
ふじさん
遠大なプロローグとしての過去を語り終え、「現在」に時間が戻った本格開始の第二巻。しばらくは冒険譚のようにその旅路を綴っていくのかと思いきや、中盤から始まる怒涛の展開に良い意味で予測を裏切られた。前巻を読んで流石の架空言語設定に舌を巻いたが、この点もまたここに来て一段と凄味を増し、後書きでの、その言語体系や文法にまで及ぶ詳細な解説にはただただ感嘆。万物を掌握する「言葉」の力と、それを支配せんとする「文字」の研究は劇的で物語世界の大きな変転を予感させる。こんなに面白いのに、続刊の出る気配がないのが何とも辛い。
2011/01/26
永山祐介
ハイファンタジーの由緒正しき系譜に連なりながら、新城カズマさんらしく、言葉や言語といったものに対してかなりの重要性が付加されているのも面白いですね。イスベルが自分の言葉に縛られる様とか。
2003/07/24
simsim777
新城カズマ初の本格ファンタジー。いろいろ書ける人だなぁ。
2003/10/30
感想・レビューをもっと見る