疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫)
疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
空箱零士
★★★★ なんというか、トラウマとか異常性とかをドライに捌くのが上手い作者だと思った。そうした場面をシレッと書くどころか、物語の冒頭で登場人物のトラウマをあっさり明かしてしまう様はいっそ賢明だろう。そういった「心の傷」も含め、銃器やら心理学やら映画やらといった要素を適切に物語上に配置し、「ダークな能力者バトル」として描いているのは、なんというか手練だなあという感じだった。小難しくなりがちなこの手の話を、軽妙でリーダビリティの高い文章で書けてるのは何気に高ポイント。個人的には割と好みなエンタメラノベだった。
2017/01/07
秋庭誠
学園アクション(?)なライトノベル。もう少し、詳しい絵があってもいいなとは思った。
2012/07/05
おこげ
ただの「親友同士」ではない夜南と喜美火が最大火力⚜️能力バトル、男主人公ときてもしっかりガチ百合ップルを登場させるいつもの深見節👏ふたりの熱いキスシーンをばっちり捉えた挿絵にうっとりするわぁ///💕
2006/10/14
水無月冬弥
【物語全体感想】中二病全開な設定の現代異能バトル。それでいて燃えや萌えでなく、読後感にある種の空虚感を漂っているのがまたいい!
2011/06/16
端川
うーん、私には合わんな。作品というかこの作家が合わないのかもしれない。伏線の張り方や今後の展開への煽りは巧い所だと思ったし、話の運び方など完成度の高さは伺える。でも私には、キャラクタ造形やセリフ回し、テーマの設定などのわざとらしさがどうしても鼻についてしまった。銃器や映画に関心があればそれも我慢して続きが読めたのかもしれないけど……。ラノベの王道を行っているようでその実、人によって好き嫌いの激しい作品だと思った。
2016/04/02
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