ビームコミックス エマ 8巻(通常版)
ビームコミックス エマ 8巻(通常版) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
<夢の水晶宮>エマの最初の雇い主のケリー、彼女は本編でエマを拾い教育してくれた恩人として描かれていた。そのケリーのメモワール的な若き新婚時代の物語をスピンアウトして描いてくれています。ケリーの夫ダグの人と素直に接する快活な性格とケリーの生真面目で感情表現の不器用な性格の対比が微笑ましい。お互いが相手を補完し合っているカップルは素敵です。<ブライトンの海>本編で不憫だったエレノアへの作者・森氏の贖罪的物語。この物語で私の屈託はきれいさっぱり無くなりました。よかった。ほんとうによかった。
2012/12/19
エンブレムT
番外編一冊目。お気に入りの登場人物と思いがけない人達の物語が4作収録されており、そのどれもが想像以上に心に響いてきました。特に、ケリー先生の若かりし日々が描かれた『夢の水晶宮』!!短くも楽しかった日々。時を越えて残る大切な思い出。万博の喧騒の中から時が流れた静かな日々へ、潮が引くように移り変わった瞬間のゾクゾク感と余韻。もう見事としか言いようがありません!エレノアのその後は気になってたので、早めの登場に安心しました。ゆっくり浮上していく彼女をみつめ続ける、アニーの視線が優しくて良いです。大満足な巻でした!
2011/02/03
しゅわ
【図書館】急に読みたくなって、数年ぶりに再読中。本編が終わっての番外編。主人公達が名前ぐらいしか出てこないけど、森さんがこの世界が好きでたまらなくて、楽しんで描いているんだろうなぁ~とにじみでてくる感じ。まずは若かりし日のケリーとだんな様のお話。エマ達の初デートでも印象的だった水晶宮ですが、万博開催の時はものすごいことになっていたんですね。当時の喧騒やわくわく感まで伝わってくるようです。一緒に万博に行くために晩御飯抜いちゃうケリーがカワイイ♪ 彼女が大好きな私的にはもうメチャクチ嬉しいプレゼントでした。
2013/03/08
まろんぱぱ♪
はいはい、水着とはだかが描きたかったんですね(笑)イギリスの、この時代の空気感が感じられるオムニバス。ケリー先生の若い頃、旦那様との暮らしが描かれる。水晶宮が紡ぐ楽しい思い出の時間。賢者の贈り物の話を思い出していました。エレノアに笑顔が戻って欲しい。ターシャの話は別に読みたいです、お屋敷の人たちが関わるストーリーでした。
2017/05/31
鱒子
番外編の短編集1。若き日のケリー先生と夫のダグ(ダグの仕事って何だろう?ホワイトカラーっぽい感じではあります)。ターシャは仕事に生きるようだし(向き不向きは置いといて(^◇^;)、エレノアも幸せになりそうだし( ^ω^ ) 唯一分からないのがp160のベアさん。何者だっけ?全く思い出せない…(´-`)
2018/01/26
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