狂乱家族日記 九さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-9)
狂乱家族日記 九さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-9) / 感想・レビュー
Yobata
『来るべき災厄』で力を使い果たした月香は赤子の姿になり、電撃を伴う大泣きばかりで赤ん坊の世話を見たことがない狂乱家族は『来るべき災厄』より動揺してしまう。指南役として凰火の育て親Dr.ヘルが来るも凶華と嫁姑バトルが起こる始末。なんとか幼児まで成長するも今度は優歌と対立する。優歌との仲が険悪化する中で優歌が行方不明になり、月香もいなくなってしまう…。月香vs優歌の姉妹喧嘩編。そして並行して閻禍伝説も語られ始める。う〜ん…つまり今回赤ん坊になってた月香は家族という絆を恨む泪雨夜で、まず手始めに優歌から始末→
2014/01/27
日奈月 侑子
再読です。 優歌は地味に精神的に強いなあ…というのが大分前面に出て来る巻のような気がします。ずっと自分の中の鬼と戦い続けて来た優歌の本質は多分かなり恐ろしいんじゃないかと思ったりします。泪雨夜は自分と重ねたみたいな事を書いていたが…腕っ節云々の強さはさておいても、優歌はかなり恐ろしい子なんじゃないかと思う。家族に迷惑かけない為に自分で無意識に死のうとしてしまう優歌は強いが、危なっかしい子だなと。 今回もマンティスは良い仕事をしてましたね。優歌に擬態したマンティスがイケメン過ぎて吃驚しました。男前優歌(笑
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 『来るべき災厄』で力を使い果たし、赤ん坊となった月香。しかしこの赤ちゃん、お腹が減っては泣いて電撃、おむつが濡れては泣いて電撃、と凶華も凰火も子育てなのに命懸け。父はいても乳はでない狂乱家族、さすがにお手上げ状態!?そんな中、優歌に異変が…。そして、月香の成長と交互に語られる、すべての始まり、千年前の「家族」の真実の物語とは―。待望の「閻禍伝説編」ついに開幕。まだまだ続く、馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語。
2010/06/21
mai-nus
「月香、人間はモノじゃないから、遠ざけるのは簡単だけど、近づいてもらうのは困難なのだ」月香と、そして千年前の物語。優歌に不穏な影がありつつ、でもそれは戦った結果のことで。舌を巻くほどの優歌の内的強さに、生い立ちが偲ばれる。そして千年前の、閻禍たちの物語は未だ先が読めず。色々と世界も動き出していて、過去も明らかになってきて、でもまだまだ謎が多い。読み応えがあります。
2013/09/25
もっさん
前巻で力を使い果たし、赤ん坊になってしまった月香。やたらめったら電撃を繰り出し狂乱家族は大慌て。そんな月香にどう対応するべきか分からない優歌。辛くあたってしまい姉妹喧嘩に。こうして宇宙生命体vs女子小学生の闘いの火蓋は切って落とされた。終わったはずの物語を引っ提げて
2011/11/24
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