硝煙の向こう側に彼女
硝煙の向こう側に彼女 / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
とあるオフ会でお勧めされた本。テロが日常化した日本が舞台。志士子さん達の過去と外国のテロに対する日本人の思考の甘さに打ちのめされます。SAT出身のどこか野生の凶暴性のある藤堂がSATの同期で「普通の刑事」というイメージがある桐谷の発砲に対しての戸惑いが印象的でした。豊富な銃知識と的確な射撃で「銃と寝る女」とも言われている志士子さんに対する足利さんの言動が可愛らしくもあり、互いを思いやって傍にいる2人の関係性が心地がいいです。
2012/09/06
カザリ
時間がなくて、途中下車。深見さんのご推薦通り、武器ウィキペディア。そろそろモデルガン買おうかな、という気にさせられる。
2013/06/01
Reina R
読み終わったときほろ酔いだったのも手伝って思わず泣きそうになった。これの前に読んだ作品よりも暴力描写は薄めだったのもありサラッと読めた。
2014/10/18
tan_keikei
過去の壮絶な体験から日本社会においては異質な存在となった女が主人公で、警視庁に新設された対テロ捜査部門のチーフ、技能に秀でた個性的な部下たち…これは深見版攻殻機動隊だわ!とひとり興奮して読みました。アウトローが大暴れするゴルゴダやブラッドバスよりおとなしく感じてしまうのは、深見バイオレンスに慣れた証拠なのかもしれません、
2013/03/20
薄荷飴
今回も例に漏れず銃器解説の宝庫。それと同時に日本警察の微妙な立場について書かれていて面白いですね。こんな日本嫌すぎですが。お得意の暴力描写と同性愛が控えめなのひ比例してアクション描写も控え目な感じでした。ストーリーの関しても物足りない部分はあるものの、銃器の特徴をいかしたトリックをストーリーに生かすのはお見事です。
2012/09/07
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