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寓話アレゴリア (IDコミックス DNAコミックス)

寓話アレゴリア (IDコミックス DNAコミックス)

寓話アレゴリア (IDコミックス DNAコミックス)

作家
榎本ナリコ
出版社
一迅社
発売日
2010-07-24
ISBN
9784758005814
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寓話アレゴリア (IDコミックス DNAコミックス) / 感想・レビュー

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むーむーさん

登場人物二人の会話劇というか心の触れ合いというかそんな感じ。何か身につまされる。ずっと前に読んだ川原由美子の短編集を思い出した。引っ張り出してみるかな。

2015/08/08

綿帽子

被害者面なんて誰でも簡単に出来ちゃう。健気でか弱くて哀しげであやうげでそれが人を惹きつけたとしてもそれが不幸で辛くてもう動けないと思ったとしてもそれを糧に食い潰して生きていく虫みたいにはなり下がりたくないと思う。そういう人に世の中は優しくない。『FlymetotheMoon』のオチには少しがっかりしました。悲しいようだけど、視界が狭くて味がしない。あとこれは物凄く個人的な意見だけど、エンコーした女子高生が云々って話はこれに限らずもういい加減にしてほしい。夢オチと同じくらいダサい。

2012/06/16

かーる

名作『センチメントの季節』の榎本ナリコが描いた、寓話をモチーフにしたスナップショット的な短篇集。容赦はないし躊躇わないしハッピーエンドとは言いがたいけど、なぜこの人の短編は読後が爽やかなのだろう。不思議。

2015/07/28

半木 糺

おとぎ話や寓話をモデルにした短篇集。本作に登場する女子は90年代に頻出した「傷ついている私」「どこにもいけない私」である。本作に収録されている短編の発表時期は2004年から2006年ごろであるが、それを考えても問題意識が古すぎる。援助交際をしている女子高生という設定も時代から取り残されている感がある。現代は、「傷つく」余裕すらない時代なのである。絵柄は透明感あふれる独特のものであるので、余計に残念である。

2012/02/04

木佐

童話をモチーフにした物語短編集。構成にも物語を盛り込んでいるけれど、実際に童話の文面も多用していて、凝った造りの作品だったと思います。ハッピーエンドになる童話も使われているのにラストは別離が多かったです。作品タイトルが「童話」ではなく「寓話」なのもちょっと面白いなと思います。あとがきにあった、「赤い蝋燭と人魚」のイラストが素敵で、これをモチーフにした作品も読みたかったなと思いました。

2012/03/14

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