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雪の華

雪の華

雪の華

作家
伊藤たかみ
出版社
角川春樹事務所
発売日
2004-09-01
ISBN
9784758410397
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雪の華 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

ちょっと前から読メがキッカケとなり、読み始めた芥川賞作家伊藤たかみさんのこれまた不思議な作品です。ちょっとしたSFめいた感じもしなくもない作風で、大学生の主人公「優」は特殊な感覚の持ち主で、あらゆる‘匂い’を視覚的に‘形’としてとらえるコトができ、それは「共感覚」というもの・・・そんな主人公が過去に想いを寄せていた女の子が亡くなり、その子と同じ‘カタチ’を持った女の子が現れ・・・と何やら奇想天外な展開ですが、コレがまた不思議と物語に引き込まれ、ラストも思っていた以上に爽やかにフィニッシュしてくれました。

2016/01/24

あぶらや

人の臭いが視覚化して結晶のように見える主人公。恋心を抱いていた友人の彼女が死ぬシーンから始まり、その死を追跡する過程で彼女も特殊な能力があった事がわかる。 しかしSFでは無い。かといってミステリーとも言えない話だ。 全てが中途半端と感じ、感情移入出来なかった。 今まで読んだ作品は面白かったが、この作家を読むのはこれで終わりかな?

2018/02/08

そのぼん

綺麗なタイトルに惹かれて手に取りました。でも、人が亡くなっていたりして、意外と重い話で驚きました。淡々とした描写で、なかなか世界に入り込みにくかったけど、何故かサクサク読み終えました。

2011/12/20

nekoraisan

共感覚をキーワードにした風変わりなラブストーリー。この作品、私にはさっぱり理解できませんでした…。誰にも感情移入できないし、ストーリーにも「…で?」という感想しか浮かばず。かろうじて日本語の文章であることは分かった、というレベル。久々に好き嫌いの問題以前で戸惑ってしまう不思議ちゃん作品にめぐり合いました…。

2012/09/13

maki

たとえ共感覚があったとしても人を愛したり愛されたりということは難しいなぁって感じました。京子は亡くなってしまったけれど、本当に人を愛すことができて、その子どもも授かったという事実で終われたことで心が暖かくなりました。

2011/11/02

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