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夕映え

夕映え

夕映え

作家
宇江佐真理
出版社
角川春樹事務所
発売日
2007-09-01
ISBN
9784758410953
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夕映え / 感想・レビュー

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ともくん

幕末の江戸市井の人々も、現代の人々も、大して変わらないのではないだろうか。 泣いて笑って、呑んで騒いで。 そして、親が子を思う気持ち。 人間の本質の部分に違いは無かったと思う。 ただ、新政府軍と幕府軍の戦があったことを除いては―――

2021/10/07

さなごん

時代は江戸から明治へ。大河ドラマとかじゃ描かれない庶民の暮らし。息子さんあっけない最期。せつない。おあきさん、せっかく松前まで行ったのに身分がいかほどじゃい!その一方で八百屋に嫁いだ妹の暮らし。歴史部分は飛ばしつつ流し読み。

2015/12/28

あかんべ

読んだ記憶があいまいだったので、読んでみたらやっぱり読んでいた。が、途中上野での彰義隊のくだりまで忘れていた。それはこの話がおあき視点だからだろう。おあきが栂野尾家において一番波乱万丈ではないから。物語をぐいぐいひっぱっていって欲しかった。歴史的背景をはさむのももう少しあっさりしたほうがよかったかな。

2016/01/18

スノーマン

本所の縄暖簾のお店に集う庶民の視線を通しているので、最初は幕末とはいえどこか呑気に感じて、なかなか読み進められなかった。けれど、彰義隊と官軍との争いにあれよあれよと巻き込まれ、当たり前の毎日が奪われていく様子は、時代は違えど同じ庶民としては同情してしまう。大きな時代の変化のうねりの中でも、食べて寝て子どもを育て‥改めて、女は強い!

2013/10/31

なにょう

おっかさんから見た幕末と御一新。攘夷だ尊王だ、おっかさんには関係ない。ただ運動、時代に翻弄される息子の前途にヤキモキする。武士は禄を失いしかし誇りは失わず、庶民は戦だろうがなんだろうがその日一日を生きるのに精一杯だ。辛抱のいる読書だった。★この話はどうなるのか。当時の人たちも先の見えない毎日、こんな気持ちだったろうなあ。江戸城は無血開城、上野のお山のドンぱちも数日で終了。行き場を失った佐幕勢力は会津へ蝦夷地へ。御一新も一日ではならず。

2024/03/16

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