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ヴァンパイア真紅の鏡像

ヴァンパイア真紅の鏡像

ヴァンパイア真紅の鏡像

作家
平谷美樹
出版社
角川春樹事務所
発売日
2008-03-01
ISBN
9784758411080
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ヴァンパイア真紅の鏡像 / 感想・レビュー

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Lumi

すごく長かった。546ページもありしかも2段組。ヴァンパイアの話だが、自分が今までイメージしてきたよくあるそれとは違う、作者の考える新たなヴァンパイア像だった。第1部はイギリス、第2部は岩手と島、第3部は西欧が舞台。隆宣という少年は、父の仕事で家族みなでイギリスに住んでいたが、そこで悲劇が起こり彼の人生が大きく変わっていく。長すぎてあらすじ書けない。とりあえず、ひたすらにエログロ。耐性ない人は読むのおすすめしない。バイオハザードみたいなシーンあるし、性行為のシーンはこれでもかってくらい出てくる。

2019/02/03

袖崎いたる

平谷さんの小説の3冊目。前2冊は純なSFモノで、本書は伝奇モノでシリーズ違いなのだが、同じ作者が書いた作品だということがわかる。著者は哲学的自他認識に立ち、神という世界の超越項には「ある」ものではなく「なる」ものなのだという構えにあるのだと感じた。本作は種村季弘さん的な蘊蓄でもって構築される吸血鬼伝奇で、1部で人が死にまくり、2部で姦りまくり、3部で人間の醜さを曝しまくり、そして終わる。長い小説というのが第1感想。第2感想としての著者の吸血鬼解釈は、岸田秀さん的な唯幻論者な印象。吸血鬼観の補強になった。

2015/07/23

noémi

表紙がキレイだったので、耽美的で幻想的な話なのかなぁと期待しつつ読む。まるで平井和正の「ウルフガイ」シリーズ+横溝正史の土っぽいおどろおどろしさ+西洋的オカルティズムに満ちた話だった!途中、岩手県の兄島の島民が全員吸血鬼化して主人公を襲ってくる場面なんかはまるで「バイオハザード4」のゲーム。で、最後の決戦の場面は半村良の「妖星伝」!これってヴァンパイヤ小説じゃないような・・・。途中でものすごいカタストロフィーが。そこからはどんなに過激な場面でもキモチが硬直して何しても驚かないんだよねぇ…。疲れました↓

2012/07/05

四葉

人の伝承を逆手にとって、世界各地に伝わる弱点をその個人個人の思い込みから弱点とする。そんなユニークな方法で書かれたヴァンパイア伝奇。 あまりヴァンパイア物は読まないけどそれなりに楽しく読めました、ただエロすぎますハイ。

2011/08/27

miroku

う~ん・・・かな。登場人物に感情移入出来ないな・・・。

2011/03/30

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