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風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

作家
小川一水
出版社
角川春樹事務所
発売日
2008-10-01
ISBN
9784758411165
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風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記 / 感想・レビュー

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sk4

お〜!骨太で面白かったのなんのって、徹夜です。中世ヨーロッパが舞台で、近頃読んだ米澤穂信氏の傑作『折れた竜骨』と時代や地域がかぶる。しかも「デーン人」まで出てきて血が踊ってしまった! 戦乱の時代に、誰のものでも無い自由都市を創りたいと願う下級騎士ルドガーの想いが、精神がささくれて誇りを無くした民たちだけでなく、泉の精霊に身をやつす地球外生命体たるレーズの心をも動かす! ほんとうの強さとは?人間愛の謎に迫るハイファンタジー。

2013/11/24

鐵太郎

歴史を踏まえたファンタジーです。驚くほど歴史とあの時代を捕らえていますね。なるほど、小川さんはこんな方向にも興味があったんだ。エドワード3世が英仏百年戦争を始めた時代を背景に、中世の暗い時代の中で、明るい未来を夢見て北海に注ぐエギナ川の河口の中州に町を作った男と彼を助けた「魔物の女」の物語。ハンザ同盟。デンマーク王ヴァルデマール4世。ペスト。ああ、そんな時代だったんだっけ、あのころは。悲惨な運命に沈む人々の中でささやかなハッピーエンド。なんかいいね、これ。

2017/11/15

MarsAttacks!

小川一水さんの作品なので、バリバリのSFと思っていたら、中世ヨーロッパを舞台に、虚実入れ込んだ仮想歴史小説になっていました。神聖ローマ帝国の騎士ルドガーと、レーズと名乗る地球外生命体(ここがSFっぽい)は、ローマ時代に朽ち果てた町を再興させていきます。町を巡る攻防は熱く、当時の風習や情景は判りやすく、そしてなにより、人と人の絆が心地よく描かれています。なかなか良い余韻に浸れた物語でした。

2012/06/01

お~い

レーズスフェントって国があるのかと探してしまった。デンマークもなんかすごいことになってるし。架空の歴史者でも楽しく読めた本です

2016/10/12

どんまいシリル

焼き払っても潰されても復興し、次第に大きくなっていく町に、ちょっと感動した。戦いは、ドキドキしたし、主人公にのしかかる困難も、許容範囲。辛すぎず、正義感もほどほどで、読んでいて疲れず良かった。

2014/10/24

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