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警官の紋章

警官の紋章

警官の紋章

作家
佐々木譲
出版社
角川春樹事務所
発売日
2008-12-01
ISBN
9784758411202
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警官の紋章 / 感想・レビュー

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タックン

道警シリーズ第3弾。洞爺湖サミットのための結団式が予定され道警は各県警の協力の中、警備を強化していた。 そんな中1人の巡査が制服と拳銃を持ったまま消息不明になり津久井は監察官とともに調査を始める。 一方小島はSPの護衛の協力を、佐伯は友軍となって過去に捜査が打ち切られた小樽の自動車窃盗事件を追った。 調べていくと消えた巡査の父は郡司警部事件の証言前日に列車事故(自殺?)で亡くなっていた。また佐伯は事件の背後に郡司事件が絡んでると掴む。 佐伯と津久井の調査がクロス・バッティングしたときその真相は?

2024/06/06

kazu@十五夜読書会

①うたう警官②警察庁から来た男、から続く道警シリーズ第3弾。総務係の小島百合がいきなりストーカー被害者警護役で凶悪犯を撃ち撃退というびっくりする展開でスタート。洞爺湖サミット開催を控え緊張したなかでの失踪した警官。捜索するうちに佐伯、津久井の追う事件との絡み。ついに暴かれた膿、警察キャリアトップ出世の為犠牲になる中間管理職・・・読後感はあまり良くないが、派遣され同僚となるイケメンSPにちょっと惹かれた小島に嫉妬する佐伯、進展があるのかな?。前作からの事件をうまく繋ぐ巧みさシリーズを読む楽しみです。

2013/03/08

えむ

道警シリーズ第3弾。やはりシリーズ1作目から読んで正解だった。津久井は拳銃を所持した警官の失踪事件を、佐伯は2年前の覚醒剤密輸入おとり捜査の疑惑を、そして小島はサミット特命大臣のSPをとそれぞれが別行動をとるのだが、すべては「笑う警官」に繋がっている。「警察官VS犯罪者・犯罪組織」から「警察個人VS警察組織」の対立という構造を様々な形で描くこのシリーズは、他の警察小説と一味違った面白さがある。2015-45

2015/06/19

Haru

道警シリーズ3作目。始めはバラバラに見えた事件が少しずつリンクしてきて、佐伯が核心に迫ってきた。見え隠れする大物の腐敗に動揺するも、まずは「俺の事件をきちんと終わらせたい」と焦ることなく捜査を進める佐伯さんがいい。なんとなく気になっている長正寺さんもちらりと出てきて嬉しいし、津久井が周りに認められていくのも嬉しい。小島さんが派遣SP酒井に浮かれて、スーツを新調したり成田にライバル意識と嫉妬を感じたりしてたのに、二人の関係に気付いたとたん、佐伯に「ねぎらって」とすり寄るところがちょっと生々しくて苦笑い。

2013/06/11

どんちん

シリーズものであり、いつものメンバーがどう活躍するかが楽しみの一つ。事件は、なるほど、ずいぶんと大胆な!という規模が派手なものであるが、これくらいしないと面白みに欠けるか?!長正寺、隠れキャラで好きなんですが、もう少し出番ほしいww エピローグ、一番楽しめた。お約束の集合、いいですね。でもお約束の携帯、これは、ちょっと。逆に佐伯からのメールだったもっと余韻があってよかったかな。

2012/04/23

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