巡査の休日
巡査の休日 / 感想・レビュー
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
道警シリーズ第4弾は、北海道の風物詩・よさこいソーラン祭りを舞台に、殺害予告とも取れるメッセージを受けた女性を守り、犯人逮捕へと奔走するおなじみのメンバーたちの姿を描く。軸になる事件の真相は割とわかりやすいが、それぞれの捜査がタイムリミットに向けて収束していく展開に、ただただ引き込まれる作品だった。警察の暗部を描いたこれまでの重みはやや薄れた感じはしたが、本作で影の薄かったシリーズ主人公・佐伯の行動から今後に繋がるものを感じさせられ、これからの展開に期待を抱かせる。よさこいの情景も興味深く、続巻が楽しみ。
2012/06/01
kazu@十五夜読書会
①笑う警官②警察庁から来た男③警官の紋章、から続く道警シリーズ第4弾。前編で香織を襲い小島百合巡査に発砲され現行犯逮捕された鎌田が、入院先から逃走した。指名手配されたが行方がつかめないまま、再び香織の周辺を伺う様子に小島百合巡査が警護に付くが、香織はよさこいソーラン祭りに参加し一緒に踊る事になる。シリーズ物の良さとして登場人物のメンバーのキャラがたち、前編からの繋がりが楽しみめる。小島百合巡査の過去の案件の処理の甘さを、うまく最終場面に結びつけた構成・タイトルの『巡査の休日』本当に上手いと思う。
2013/03/17
よむよむ
道警シリーズ第4弾だと知らずに読み始めたマヌケな私・・・もちろん前3作は読んでいたので、うれしい驚きを持って読み進めた。お馴染みの面々が出揃い、それぞれに真剣に事件を追いかける姿がうれしいな~ 実際の捜査もこんなカンジ?みたいな臨場感。札幌のよさこいソーラン祭りの様子もにぎやかでいいかも。佐伯さんは相変わらずストイックでクールだな~ 小島さん、苦労するよっ
2010/02/21
えむ
道警シリーズ第4弾。鎌田が病院から逃走。前作の終わり部分から繋がっている。前作でいろいろな事にケリが付いたのかと思っていたが、覚醒剤密輸入摘発事件に関しては今回進展なしで、次作に轢きずるのか。表紙から、佐伯と小島が親密さを深めるのかと思っていたが、そんな展開にもならない。佐伯は活躍部分が少なく印象が薄い今回だ。佐伯がメインのシリーズかと思っていたが、津久井、小島、新宮たちもメインだということが分かった。2015-49
2015/06/25
yoshimi
道警シリーズ4作目。シリーズを重ねるごとに登場人物それぞれの個性が出てきている。よさこいソーランの躍動感と警察の捕り物が視覚的で、映像化されたら映えるだろうなと感じた。続きも楽しみ。
2016/04/02
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