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あるいは脳の内に棲む僕の彼女

あるいは脳の内に棲む僕の彼女

あるいは脳の内に棲む僕の彼女

作家
松本晶
出版社
角川春樹事務所
発売日
2010-06-01
ISBN
9784758411547
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あるいは脳の内に棲む僕の彼女 / 感想・レビュー

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θ(シータ)

「ーーだって、マスターが私のことを嫌いになったんじゃないかって……だから」オタクな学生小西志信に亡くなった友人から人型AIを相続された。だが、その人型AIには秘密があり次第に様々な思惑に巻き込まれて…第9回小松左京賞最終候補作品、将来いつか起こるだろう未来の物語。まず、最初に言いたいのが表紙に騙されてはいけないこと。可愛らしい少女からどうせラノベなんだろと思いがちだけど中身は本格的SF。しかも、グロいシーンが数多くある。最後は少し展開が早い気がするけど読んで損はない作品だと思います。星三つ【⭐️⭐️⭐️】

2015/12/22

美羽と花雲のハナシ

色んな意味で予想外過ぎた内容だった。表紙の可愛らしい女の子や本のタイトルに騙されてはいけない。軽くさらっと読めるラノベではなく、本格的なSFだった。冒頭から過激な描写もあって、吃驚してしまった。ぜルさんが可愛いのは認める。故に、もっとゼルさんとの絡みが欲しかったな。読み応えがあって、ただし万人受けではない作品だと思う。

2011/09/29

なつきネコ@中の人だよ!

表紙に騙され、図書館に借りてみました。なかなか好みなハードSFでした。作者が医療関係で仕事してるだけあってなかなかスゴいな。人工知能と意識などの諸問題は楽しめた。第三世代のマリアさんは意識持たないのに自殺とか、一体のAIがいくつもの役割を持っている。複雑なAI設定は読みごたえがあって良かった。ゼルがなかなか可愛いくて、もう少し絡みは欲しかったが残念だな。しかし、はっきりしないラストは古典SFポクてなかなか好み。しかし、表紙と題名に騙されて軽い気持ちで読むと苦労します。私みたいに。

2016/12/09

春風

オタクなぼくの家に美少女ロボが、といったクリシェや小ネタを活用しつつも、人工知能SFとしてもハードに攻める、タイトルや表紙の印象とはうらはらの本格SF。ただ、デビュー作なのでしょうがないけど、ちょっと内容を詰め込みすぎ。作者が医師だからか医療政策批判になると語りが熱くなるのは微笑ましい。

2010/06/24

オルガ

図書館でレンタル。表紙に惹かれて騙されるのを承知で借りてみたんだが意外と面白かった。近未来の日本を舞台に人工知能が自意識をもつかというテーマを描いている。オタク少年が偶然メイドロボを手に入れて同居生活が始まるという出だしもいいし中盤の連続殺人事件もサスペンス風で良かった。ただラストの強引さはちょっと残念。それまでの伏線を一気に詰め込んだので読者が置いていかれた気がする。お気に入りは諒子さん。デレたときの破壊力は凄まじかった。

2013/09/26

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