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史記 武帝紀〈三〉

史記 武帝紀〈三〉

史記 武帝紀〈三〉

作家
北方謙三
出版社
角川春樹事務所
発売日
2010-06-08
ISBN
9784758411592
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史記 武帝紀〈三〉 / 感想・レビュー

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kawa

霍去病(かくきょへい)と衛青の働きにより、匈奴ははるか漠北の地に押し込まれ次節に備える。この間、衛青を上回る将軍になりつつあった霍が24歳で突然死。匈奴の王・伊穉斜(いちさ)も敗戦を挽回できずに無念の病死。およそ1カ月の間が空いた読みなのだが即、物語没入できる。引きが強い秀逸物語の証拠だ?

2024/03/25

巨峰

史実は知ってはいたもののあまりにも早すぎるよね<死。。物語的にもその退場は早すぎます、、あとどうするんだろう。。一方で、李広もまた生き抜いたんだと思います。

2013/05/29

taka61

【図書館本】衛青、霍去病、李広。3人の将軍のそれぞれの人生が描かれています。第三巻で最も私の心を揺さぶったのは、最後と定めた匈奴撃滅の戦への李広将軍の想いでした。「出陣せよ、李広。朕が驚くほどの、武勲をあげてみよ。」とようやく帝に命じられた時、私も思わず涙をそそられました。なのに、別働隊を命じられ、道に迷い、合流する期日に間に合わず、そして憤激の想いの中での自裁。その胸中を推し量った時、いかなる言葉も慰めにはならなかったはずです。孫の李陵が李広を超える武将として大きく羽ばたくことを願ってやみません。

2013/01/13

かおすけ

暗い死に包まれた3巻でした。霍去病の死。現代と比べれば短命の時代とはいえ、あまりにも早すぎる死でした。軍人としても人としてもこれからだったのに。そして李広の死。置かれた場所で咲ききれなかったことが悔やまれます。匈奴に漢飛将軍とまで言わしめた矜持が、自らの道を閉ざすことになってしまったと思います。匈奴でも伊穉斜の死。衛青と霍去病に一度も勝つことができず、ついには漠北まで追いやられてしまった無念は計り知れないものだったでしょう。他にも張湯や李敢といった、死について考えさせられました。

2016/09/13

いちろ(1969aMAN改め)

漢の最大版図となる。破竹の勢い、といいつつ、その戦いにも明暗があり。なんとなーく、いやな予感もしてくるわな。若く未来がありすぎる皇帝の悩み?

2012/06/06

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