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ズルい言葉

ズルい言葉

ズルい言葉

作家
酒井順子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2010-07-01
ISBN
9784758411622
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ズルい言葉 / 感想・レビュー

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Natsuki

他人事として客観的に読めると思っていたら、案外他人事じゃなかったΨ( ̄∇ ̄)Ψ『ズルい言葉』とはすなわち、曖昧模糊として便利な言葉。これは日本特有の文化。時には、やんわりと傲慢なものもあってハッっとする。言葉ひとつをここまで深掘りして解説されると、無意識に使っていた言葉にこんな側面があったのかと気づかされる。

2018/10/20

ゆにこ

「私のこと好き?」は確かに「好きって言って」という意味だし、言いにくい事は「アレですね」と誤魔化すし、あるある!と思う事だらけでした。馬鹿と言わずに「おバカ」ブスと言わずに「おブス」は良いと思うけどなあ。

2014/05/04

百太

言葉は生き物だから、今はちょっと違うかなと思う事あるけど・・・使ってるな~ズルイ言葉(笑)。

2019/04/18

Masa

図書館で発見、借りる。酒井順子の本は定点観測しているんですが、洩れてました。2010年7月初版。誰もが日頃使いがちな紋切り型の表現の裏に隠された意味と、それを使う時の人々の心理を語る。我々の生活の中にはそんな「ズルい言葉」に溢れていて、意味をぼかす、逃げ道を作る、みんんなが使う言い方に同調する、そんな手法によって我々は安心感を得ている、とする。女子が男子に「料理、得意なんです」と語るのを女子が耳にした時、おっぱいの谷間をこれみよがしにアピールする女子に感じる反則感を覚える、、、なるほど。楽しい本でした。

2014/11/18

ジョニーウォーカー

「みんなで食べるとおいしいね」という言葉に対する著者の考察に深く共感。一人で食べる方がおいしい時だってたくさんある。でも、そんな言葉を信じきっている友人の方が自分よりはるかにリア充な人生を歩んでいるという愚痴も、あまりに分かりすぎて笑った。なんでもこのような紋切り型の言葉を使っているとき人は思考停止の状態に陥るようで、かの糸井重里氏によれば「自分が心で感じたことをなるべく自分の言葉で忠実に再現することで、新鮮で響く言葉は生まれる」のだとか。ここに綴られた45の言葉、自分も肝に銘じたい。

2010/07/13

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