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龍馬奔る 少年篇

龍馬奔る 少年篇

龍馬奔る 少年篇

作家
山本一力
出版社
角川春樹事務所
発売日
2011-06-01
ISBN
9784758411745
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龍馬奔る 少年篇 / 感想・レビュー

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スプリント

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」とは一味ちがった竜馬が描かれています。山本一力氏作品らしく鯨漁も関わってきます。中岡慎太郎の少年期も平行して描かれていて続きが楽しみです。

2016/08/16

シュラフ

山本一力さんの生まれ故郷の高知に対する愛着が坂本龍馬伝を書かせたのだろう。だが、山本一力さんの少年少女が主人公となる小説は、少年少女らが幼少時代から立派すぎて鼻についてしまうきらいがある。むしろ社会として子どもたちをいかに育てるべきかという教育論的な視点で読むべきだろう。この小説でも、坂本龍馬や中岡慎太郎らを周囲の大人たちが一人前の男へと育てる様が描かれている。老人は年配者の、年配者は若者の、そして大人たちは子どもらの模範となるべき生きざまをすること。人を育てるということはそんな覚悟が必要となる。

2014/07/26

安東奈津

★★★

2015/11/14

kaorin

龍馬、慎太郎それぞれの少年時代がイキイキと描かれ面白かった。鯨漁を絡めるのが作者らしい。

2015/10/08

さらば火野正平・寺

初めて読んだ山本一力。最初読みにくいかと思いきや、たちまち読了。高知の人だけあって至る所見事。あの時代の土佐の風習や捕鯨の描写に感心。立体的に幕末の土佐が浮かんで来る。そして龍馬愚童説を採らずに書かれた龍馬物語は珍しいのではなかろうか?。表紙の原田維夫の版画も好きだし、副主人公に中岡を持って来ていて登場人物も多彩。少年篇でありながら、『竜馬がゆく』や『お〜い!竜馬』とはまた違う大人向き龍馬伝の雰囲気。早く続きが読みたい。

2011/11/14

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