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幕末 まらそん侍

幕末 まらそん侍

幕末 まらそん侍

作家
土橋章宏
出版社
角川春樹事務所
発売日
2014-07-15
ISBN
9784758412407
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幕末 まらそん侍 / 感想・レビュー

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Yoshihiko

表題につられて読んでみました。5つの短編で全体が構成されており、文章は読みやすく物語の展開も早いので楽しめました。個人的には「隠密」の話が好きです。見る人に見られているのはいいですよね。

2015/02/06

里季

「走れメロス」から「風が強く吹いている」までとにかく走る小説は古今東西大好きである。江戸時代黒船が姿を現した後で、弱小安中藩でお殿様の思い付きで始まった遠足(とおあし)すなわちマラソン鍛錬。五十歳以下の藩士はすべて参加すべしとのお達しだ。しかも箱根駅伝5区のような(知らないが)急峻な峠越えもある、全長約二十八.三キロメートルのコース。ああ、面白や楽しや。藩士たちにはまことにお気の毒だが十分に楽しませていただいた。来年も是非やっておくれ、勿論お殿様参加で。

2016/01/18

ゆみねこ

上野国安中藩主・板倉勝明が、藩士に命じた『遠足』。安中城から熊野権現までの七里七町の山道を駆け抜ける藩士たち。殿様の真意は如何に!? 面白かったです!土橋さん、追いかけます。

2016/11/16

けんとまん1007

遠足(とおあし)、今のマラソン。それをネタに5つのストーリーが、関連性を持ちながら、或いは、両面から綴られれている1冊。何気なく読み始めたが、一気に読んでしまった。軽いテイストの勧善懲悪ものがたりで、それでいて、ほんわか・のんびりしたところもあって、気分転換に最適かも。小さいながら、なかなかの殿様であって、そんな殿様だからこそ、味わいのある家臣たちがいるんだろうな。人を生かして活かすという物語でもある。

2016/01/10

超高速参勤交代が面白かったので、こちらも読んでみました。殿様の思いつきでマラソンすることになった藩士たちの連作短編。こちらもいいお殿様にいい家臣がそろってスカッと面白かった。大事件は起こらないけれど、それぞれの人間臭さが感じられたところがよかった。

2015/06/23

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